中国「独身の日」 日本企業の戦略に変化 一過性から定着へ

中国「独身の日」 日本企業の戦略に変化 一過性から定着へ

取引額は、神奈川・横浜市の年間予算に匹敵。

中国最大のネット通販セールに参加する、日本企業の戦略が変化している。

シングルを意味する1が4つ並ぶことから、中国で「独身の日」と呼ばれる11月11日。

中国では、ネット通販大手の「アリババ」が2009年に毎年恒例の大規模セールを開始。

2019年は、過去最高だった2018年の取引総額を更新し、日本時間午後10時時点で2,387億元(日本円でおよそ3兆7,000億円)を記録している。

年を追うごとに拡大する、中国の一大商戦。

このチャンスを逃すまいと、日本の企業も相次いで参入しているが、2019年は、ある変化が。

日本の商品を中心にネット販売する「インアゴーラ」では、通常時と比べスタッフを3倍に増やし、中国への出荷作業を行っている。

その商品を見せてもらうと...。

インアゴーラ社長室広報・板野可奈子ディレクターは、「このあたりも新しく取り扱いを始めたブランドです」と話した。

2018年までは安さを追求してきたが、2019年は中国人の嗜好(しこう)を重視。

中国国内のマーケティングを行い、中国人にまだ身近ではない商品をラインアップした。

板野ディレクターは、「去年はこの『独身の日』価格訴求で対応していたが、一過性で客を終わらせるのではなく、今後より多くの客が定着してリピートするように戦略を考えた」と話した。

さらに商品を定着させる戦略は、線香やお香を取り扱う創業440年の老舗企業でも...。

箱詰めされていたのは、香料が加えられた原料に何種類もの着色料を混ぜ合わせて作った、ピンク色と青色のお香。

「日本香堂」では、2018年の独身の日に、通常のお香を販売したところ、中国に住む20代から30代の女性を中心に大ヒット。

その後のマーケティングで、かわいい色のお香が欲しいというニーズが多いことがわかり、2019年は香りに加え、色鮮やかなお香を売り出すことにした。

日本香堂市場開発本部・澁谷文香さんは、「去年は一過性みたいなところがあり、『独身の日』前後で爆発的に売れたが、今年は定着化を目指しているので『独身の日』のあとも売れ続けるようなことを期待している。昨年『独身の日』で販売した従来のお香の2倍(の売り上げ)を目標」と話した。

一過性から定着へ、独身の日を舞台にした企業のアピール合戦は、さらに加速していきそう。


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