空き時間活用で月30万円 新錬金術「ギグエコノミー」

空き時間活用で月30万円 新錬金術「ギグエコノミー」

空いた時間を生かした、新たな錬金術が注目されている。

ちょっとした隙間時間をお金に換える主婦たちに密着した。

2児の母親でも、月に30万円。

妊婦さんも、体調に合わせた隙間時間で、お小遣い稼ぎ。

好きな時間に自由に組み合わせられる単発の仕事が、今、主婦たちから注目されている。

マンションの外に設置された、ロッカーの写真を撮る女性。

これは、何を...。

2児の母・鈴木さん(仮名)(49)「お掃除と点検に来ました。5分くらいあれば終わってしまうお仕事」

作業時間は、たった5分。

これで給料は?

鈴木さん(仮名)「1,018円です」

こうした単発の仕事を個人で請け負う働き方は、「ギグエコノミー」と呼ばれている。

最近では、宅配サービスの「Uber Eats」が代表的な例だが、飲食店や清掃スタッフなど単発で働き手を見つけたい企業が、ネットの求人アプリなどを介して募集。

働く側は、非正規労働で、1回1回の仕事を請け負う仕組み。

アメリカでは、配車サービスの「Uber」や、民泊「Airbnb」などが代表例で、ギグエコノミーはすでに定着しているという。

鈴木さん(仮名)「自分の時間をものすごく有効活用しているので、ほかに考えられない」

ギグエコノミーを始めて2年の鈴木さん。

高校生と小学4年生の2人の子どもを持つ母親。

子どもたちの時間に合わせて、単発の仕事を組んでいる。

鈴木さん(仮名)「上の子が高校2年生で、来年(大学を)受けると言っているので、『(学費)うわ〜』みたいな」

この日は、下の子が小学校から帰る午後4時までに、空室の清掃やロッカーの点検など7件。

4時間半働いて、1万3,000円程度を稼いだ。

鈴木さん(仮名)「頑張ろうと思えば、仕事を増やせるし、体調が悪いと減らせるし、学校行事忙しい月は少なめにしようとか、収入面も自分である程度操作ができる」

鈴木さんの場合、1日に最多10件の仕事をこなし、月20日間ほど働いて、1カ月の給料は...。

鈴木さん(仮名)「最近は30万前後」

利用する求人アプリでは、この3年間で、仕事の数が実に70倍に増加。

利用者のほぼ半分が、主婦だという。

アクシスモーション・田中祥司社長「働く側としては、平日5日間働くという働き方では活躍できない方が増えているので、そこに応える場所として、ギグエコノミーが台頭してきた」

一方、ティッシュ配りをする主婦・小林綾花さん(24)、妊娠8カ月。

小林さん「どこも“妊婦”という理由で断られるところ多くて、あまり長く働くの大変なので、短時間でできる仕事を探して行ったりしている」

出産までの隙間時間を使い、ギグエコノミーで働いている。

この日は、2時間勤務。

あっという間に、およそ400個のティッシュを配り終え、2,300円を稼いだ。

小林さん「“体調次第で選べる”、“好きなときに働ける”ので、自分には合っているかなと思う」

ギグエコノミーが増えている理由としては、企業側としては人材不足が補えて、社会保障や退職金がいらないという利便性がある。

ただ、働く側としては、そういう保障がないため、将来、生活に困る人が増えるという懸念がある。

アメリカでは、すでに法制化を進めている州もあるという。


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