苦境に立つ東京の台所が一致団結して、豪華なセット販売をスタートさせた。

外出自粛が続き、活気が失われた、東京・築地。

近江屋牛肉店・寺出昌弘社長「うちは、売り上げ的には3分の1くらいに落ちてます」

このピンチ打開に向け、創業91年の肉の老舗「近江屋牛肉店」では、創業以来、初の試みをスタートさせた。

サーロインの自家製ローストビーフが8枚入った肉巻きずしの体験キットをネット販売。
キットには、場外市場の目利きが選んだトッピングも。

巣ごもり生活が長引く中、親子の会話もはずむ。

近江屋牛肉店・寺出昌弘社長「ストレスもたまったりすると思うので、築地を感じていただいて、家族がにぎやかになってもらって、ということを目的としています」

そんな築地ならではの心意気が詰まったセットは、ほかにも。

「小見山商店」の看板娘・小見山明子さんが用意していたのは。

小見山商店・小見山明子さん「干物屋さんのアジです、5枚。これも、めちゃくちゃおいしいです。鳥藤さんの鶏肉。衛生環境良くするようにして、生を真空パックにして」

親子丼の有名店「鳥藤」の鶏肉や、「菅商店」のジャンボシューマイなど、築地場外で育った明子さんおすすめの一品たち。

その中身は、食品だけではない。

小見山明子さん「あと、うちの超おすすめのプロが使う『職人魂』クッキングペーパーです。肉とか魚とかを保存するときに、これを巻いてラップして、冷蔵庫で。すごく鮮度良く保てるので」

プロ御用達のクッキングペーパーや消毒液やマスクもついてくる。

この店はもともと、外国人観光客のお土産販売や、飲食店へ食器や包装品を卸していたという。

小見山明子さん「(売り上げは)3分の1くらい。結構やば...みたいな」

そこで当初は、お店の商品のネット販売を始めたが。

小見山明子さん「見ての通り、いいね! 25とかで」

そこで友人に相談すると、ニーズがあるものは食品ということで、場外のおいしいものを集めた詰め合わせセットを販売することに。

さらに、この5月からは。

小見山明子さん「今、ラーメン屋さんも全然やっていないから、結構みんなに、『ラーメン作って』と言われてて」

シューマイにザーサイ、濃厚な鶏白湯スープのラーメンをセットにしたものを売り始めた。

小見山明子さん「これをきっかけに、築地がどういうものかをみんなに知ってもらえて、コロナが収束したときに、また戻ってきてもらえればいいかなと」