車いすに乗る起業家、垣内俊哉さんは生まれつき、全身の骨が折れやすい難病「骨形成不全症」を患っている。

幼少期から車いすに乗って過ごし、手術も十数回経験した。

そんな彼の夢は「歩くこと」。しかし、その夢は叶えられることはなく、絶望に打ちひしがれながらも「歩けないからこそできること」を追い求めてきた。

垣内さんは「歩けない。車いすに乗っている障がいのある自分を受け入れられない。でも、何か大きなことをすれば、自分との向き合い方が変わってくるんじゃないかなと思った」と当時の心境を語る。

必ずどこかで光る瞬間もある!

自分の価値を探し求めた末、大学在学中に株式会社ミライロを設立。「障がいを価値に変える」という信念とともに大きな成長を遂げている。

障がい者へのサポート方法を学ぶ「ユニバーサルマナー検定」や障がい者雇用のコンサルタントなど、当事者だからこそできる様々な事業を展開。

障がい者の外出を支援するアプリ「Bmaps」は、飲食店の段差の有無や店内の明るさなど、世界中のバリアフリー情報を集めることが目標だという。

そんな垣内さんがいつも身に着けている色がオレンジ。

自分を唯一受け入れてくれた幼稚園のテーマカラーであり、“幸せの色”だという。

垣内さんは「当時、どこの幼稚園も障がいがある自分を受け入れてくれなかった。自分にとって幸福な時間にオレンジに囲まれていた。障がいは個性だというが、そんなものでもないだろうと。ネガティブな側面はあるものの、必ずどこかのタイミングでは価値になる、光る瞬間もあるんだと伝えていきたい」と今後の展望を語った。

 

SDGs

SDGsとは、2015年9月の国連サミットで、全会一致で採択された「持続可能な開発目標」。