最近、SDGsに関連する企業のフォーラムやワークショップなどに登壇者として招かれる少年がいる。

その少年は、聖学院中学3年生(取材時)の山口由人さん。(山口さんは現在、聖学院高校1年生)

中学2年生の夏に仲間たちとSDGsの達成を目指す学生団体「Sustainable Game」を立ち上げ、中学生らしい自由な発想で様々なイベントを開催している。

そのきっかけとなったのが、幼少期を過ごしたドイツでの体験だった。

「道に座っている難民の男の人から『パンが欲しい』とドイツ語で言われて、何も出来なかった自分がいた。SDGsという言葉が、何か人を助けるとか、そういったところとつながるところがあった」

こう語るように、ドイツでのさまざまな社会課題を目にした山口さんは学生団体を立ち上げ、「課題発見DAY」というイベントを定期的に開催。イベントはクラウドファンディングを駆使して運営し、SNSで中高生の参加者を募っている。

この日のテーマは「食」。班ごとに分かれて、SDGsの17の目標をテーマにした料理を考えることに。「水を大切にする」ことを目標に掲げた班は、水の浪費を減らすため、ジャガイモの汚れをキッチンペーパーで落としていた。

玉ねぎを「地球」に見立てた班では、地球上にはいろいろな人がいることを表現するために、玉ねぎをくり抜いた中にさまざまな食材を詰め込むなど、ユニークなSDGsレシピが生まれた。

ここに集う中高生たちは、同世代の意識が変われば、SDGsは実現できると信じている。

山口さんは「行動を起こすことがなかなか出来ない社会が今の日本にはあるとすごく感じていて。そういった挑戦や行動を起こすことを阻んでいるような壁をどんどん壊していきたいなと思っています」と語った。


SDGs

SDGsとは、2015年9月の国連サミットで、全会一致で採択された「持続可能な開発目標」。