埼玉県警は埼玉県ラグビー協会の元職員の女を横領容疑で逮捕

カメラに向かってVサインをする笑顔の女。女は埼玉県ラグビーフットボール協会で会計担当の仕事などをしていた寺内めぐみ容疑者(52)。

警察は寺内容疑者を2017年6月頃から9月までの間に協会名義の預金口座から現金114万円を引き出し、約40万円を横領した疑いで逮捕した。

寺内容疑者は高級ブランドバッグなども購入しており、調べに対して「協会のお金を横領したことは間違いありません」と容疑を認めている。

協会のお金をほぼ1人で管理…使途不明金は900万円以上

寺内容疑者は2016年7月から埼玉県ラグビーフットボール協会で働くようになり、その後会計担当なども行うようになった。協会には埼玉県でラグビーを普及するための講習や、スクール、イベントなどに使う費用として県から補助を受けていたお金があり、それらの管理を行っていたのは、ほぼ寺内容疑者1人だった。

協会の同僚は、「寺内容疑者は通常業務だけでなく土日出勤も積極的に行っていて、使途不明金が発覚するまでは、皆から非常に信頼のある人物だった」と話している。また、協会では常駐しているスタッフは数名という事もあり、寺内容疑者が協会の預金口座から現金を引き出している事について、「他のスタッフのチェックを受ける体制はなかった」という。

2017年の夏以降に904万円の使途不明金があることが発覚し、協会は会計担当を行っていた寺内容疑者に帳簿や通帳の提出を求めた。しかし、帳簿は改ざんされており、寺内容疑者は色々な理由をつけて通帳の提出を拒否。結局、通帳は、協会側に戻されることはなかったという。

「(横領後も)通常通り勤務しそれほど派手にならず…」

埼玉県ラグビーフットボール協会 増田伸二理事長

埼玉県ラグビーフットボール協会の増田伸二理事長は「普段の仕事も休むことなく、真面目に勤務していた。(横領後も)それほど派手な生活をしているというのは見受けられませんでした」と話している。

同じ職場で働く同僚も「寺内容疑者に変化が見られたのは、髪の毛を染めてきたぐらいで、協会内で使途不明金が発覚してからも通常通り勤務していた。」と話す。

日本中がラグビーフィーバーの中で起きたスタッフによる横領事件

日本代表の活躍によりラグビーが日本中で盛り上がっている中で起きた埼玉県ラグビー協会の元職員による横領事件。

熊谷市に住む20代の男性は、「選手達が盛り上げている中で、支えているスタッフの不祥事によってラグビー熱が冷めてしまうのは残念」と話した。

寺内容疑者が逮捕されたことを受けてラグビー協会は、「多くの方に多大なるご迷惑をお掛けした事に対して深くお詫び申し上げます。」とコメントを出した。

送検される寺内容疑者( 埼玉・寄居署 1月17日)

警察は寺内容疑者に余罪があるとみて、その他の使途不明金の流れを調べている。

(社会部 埼玉県警担当 河村忠徳)