新型肺炎が拡大する中国・武漢から戻ったチャーター便帰国者が、2週間ぶりに帰宅へ。

今の思いを語った。

男性(50代)「心というのが、与えられる情報によって、ものすごく揺れ動くということを実感した2週間でした」、「自分が発生源にならない、隔離された状態で証明されるまでいるというところは、これはもう覚悟しなければならないと感じていました」

2週間にわたる隔離生活を振り返った男性。

1月29日、チャーター機の第1便で中国・武漢から帰国し、ホテルなどに滞在していた197人の再検査の結果は、全員が陰性で、帰宅できることになった。

このうち176人が滞在していた千葉・勝浦市のホテルで、帰宅する人たちが心境を語った。

男性(50代)「(チャーター機に)一緒に乗ってきた方が、陽性反応が出ましたということを聞くと、やはり自分もその可能性ありますという気持ちになりますし。自分の家族にうつす、それが一番嫌でした。『わたし大丈夫よね』っていうふうに、皆さん本当に見ていただけるのか、不安感というのは、やはりちょっと残っているのが、わたしの今の気持ちです」

感染に対する不安の中で過ごした2週間。

救いとなったのが、見ず知らずの人々から送られた数多くの励ましだったという。

男性(50代)「2月6日に、一番最初に浜辺に字を書いて励ましてくれた方がいらっしゃる。きょうも竹灯籠とか、それから和太鼓とかやっていただいていますけど、ああいうふうに勝浦の市民の皆さまが、応援していただいていることを実感できるなって、不安がやっぱり抑えられていく。ありがとうございましたと申し上げたい」

女性(50代)「毎日たくさんの温かいメッセージをいただいて、本当に感動しました。わたしたちにとって宝物です。一生忘れられません」

一方、感染の拡大に歯止めがかからないクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」については...。

男性(50代)「この滞在場所より、もっと過酷な環境にいらっしゃると思う。罹患(りかん)された方に関して、励ましの言葉をかけていただくことで、気分が変わることで回復も早くなるところもあると思うので、ぜひ、そういう心持ちで見てあげてほしい」

このホテルからは12日夜、36人が家路に就いた。

残りの140人は、13日に出発する見通し。