壮大な山々をバックに、満面の笑みを浮かべる48歳の女。

IT関連企業の口座から、大金を着服した疑いで逮捕された。

警察車両の後部座席で肩を落とし、目を閉じているショートボブの女。

及川華恵容疑者(48)。

以前、大自然の中で見せていた、はじけるような笑顔はなかった。

及川容疑者にかけられた容疑は、“1,000万円”横領。

勤務していたのは、東京・千代田区にあるIT関連会社「ADDIX」。

2014年9月に入社し、退職する2018年11月まで、1人で経理を担当していた。

その立場を悪用し、2018年10月、会社の口座から数回にわたり現金を引き出し、着服した疑いが持たれている。

その額およそ1,000万円。

及川容疑者が退職したあと、後任の担当者が多額の払い戻しに気づき、事件が発覚した。

及川容疑者は、着服した多額の金を何に使ったのか?

山を登りきった満足からか、両手を上げ満面の笑みを見せる及川容疑者。

ほかの写真も笑顔でVサイン。

及川容疑者のフェイスブックには、大自然の中で撮影した多くの写真が掲載されていた。

着服した金は、主に国内外の旅行に使っていたとみられる。

及川容疑者を見た人は、「朝見かけても、夜お会いしても、基本的には、わたしはスポーツのできる格好しか見たことない。普通の平日というか、大きなスーツケースを持っているところを見かけたので、今から旅行なのかなということは感じたことがある。いつ働いているんだろうというか、余裕あるのかなという印象は受けました」と話した。

警視庁の調べに対し、及川容疑者は「今は話したくない」と供述している。

警視庁は、及川容疑者が、同様の手口で、数年間で数千万円を着服していたとみて、調べを続けている。