国会では参議院の予算委員会で集中審議が開かれ、安倍首相が夏の東京オリンピック・パラリンピックを延期する可能性に言及した。

安倍首相「IOC(国際オリンピック委員会)の判断は、私が申し上げた完全な形での実施という方針に沿うもので、仮にそれが困難な場合には、アスリートを第一に考え、延期の判断も行わざるを得ない」

安倍首相は、「中止は選択肢にないという点は、IOCも同様だと思う」と述べるとともに、「なるべく早く判断した方がいい」と述べた。

安倍首相が、オリンピック・パラリンピック延期の可能性に言及したのは、これが初めて。

安倍首相はまた、必要に応じてIOCのバッハ会長に、自らの考えを伝える考えも示した。

一方、学校法人「森友学園」をめぐる文書改ざん問題で、自殺した近畿財務局職員の手記が公表されたことを受けて、野党側が再調査を重ねて要求したが、安倍首相は応じない姿勢を示した。

共産党・小池書記局長「総理に人としての心が少しでもあれば、この命がけの訴えに応えて、再調査すると言うべき」

安倍首相「財務省において徹底的な調査がなされた、あるいは、検察当局においても捜査した結果がすでに明らかになっている」

また、麻生財務相も「手記と調査報告書の内容に大きな齟齬(そご)はなく、再調査は考えていない」と述べた。