新型コロナウイルスの感染対策として使う機会が増えた、アルコール消毒液。

20代「見つけたら、します。駅でも商業施設でもどこでも」、「(1日に)10回以上してる。どこかに入ったらするって感じ」

しかし今、こうした消毒液や頻繁な手洗いによる肌荒れに悩む人が相次いでいる。

20代「めっちゃ荒れます。爪の周り、めっちゃカサカサになる」

40代「やっぱりカサカサ。アルコールに強くないので」

70代「カサカサになっちゃうのね、だから病院でお薬いただいて」

ある皮膚科では、手荒れや乾燥など、肌のトラブルを訴える患者が例年より増加。

1日300人前後に及んでいるという。

都内の雑貨店を訪ねると、毎年設けられているハンドクリームコーナーの売り場面積が拡大されていた。

例年、空気が乾燥する、1月・2月に売り上げのピークを迎えるハンドクリームが、2020年は、3月に入ってからも売れ続けているという。

銀座ロフト 広報・中井めぐみさん「手洗いの回数が増えていることや、アルコール消毒などで手の乾燥が気になる方も増えているので、ケアしてくれる高保湿のタイプを探している方が多いように感じます」

ハンドクリームだけではない。

中井さん「ハンカチが売れています。前の週の2倍近く売れた週もありました」

理由は、手洗いの機会の増加と、もう1つ。

各施設などで、ハンドドライヤーが使用中止となっていることが挙げられるのではないかという。

一方で、手洗いやアルコール消毒による手荒れには、思わぬ危険が潜んでいるという。

どういうことなのか、医療皮膚科で聞いた。

シロノクリニック恵比寿本院・江馬潤医局長「多くしますと、過度の手洗いになるんですけど、皮膚の皮脂が取れてしまって、肌のバリアーがなくなって水分が飛んでしまう」

人間の皮膚には、多くの種類の常在菌が存在し、皮膚表面にバリアーを作って、病原菌などの侵入を防いでいる。

しかし、石けんでの手洗いやアルコール消毒により、表面の脂分と水分の両方が奪われ、バリアー機能が失われると...。

江馬医局長「放っておくと、細胞の表面が荒れている状態なので、ばい菌がつきやすくなる。そういったところに細菌やウイルスがつくと、炎症を起こす元になってきますので」

手荒れが招く、病原体増加の危機。

では、どう防げばよいのだろうか。

江馬医局長「予防する方法としては、過度の手洗いを避けていただく。もう1つ大事なのは、保湿ですね」

顔などの肌と同様、大切なのは保湿。

都内のネイルケア専門店でも。

利用者「コロナとかもあるので、手を洗う機会がいつもよりかなり増えて、乾燥が気になる。荒れてますね。カサカサしてる気がする」

この店では、手荒れを気にする来店者の増加などを受け、仕上げのハンドケアで入念な保湿をしているという。

そこで、手洗いをしっかりしたうえで、自宅でもできるケアについて聞くと。

プリチュール池袋店・益子里絵さん「ハンドクリームを使われる場合は、なるべく化粧水を使っていただいて、そのあとにハンドクリームをしていただいて、もし余裕があれば、ラップパックをして、しっかり浸透させていただくっていうのが効果的かなと思います」