史上初となる、1年程度の延期が決まった、東京オリンピック。

テニス リオ五輪銅メダリスト・錦織圭選手(30)「2021年に、東京でまたオリンピックが開かれるということに対して、とてもうれしくは思います。楽しみに、この期間を待っていようと思います」

地元代表として出場の切符をつかんだ選手たちからは、さまざまな声が聞かれた。

卓球の女子日本代表に選ばれた平野美宇選手(19)は、「2020年7月開催に向けて準備してきましたので、残念ではありますが、引き続き東京五輪含め、来るべき大会に向けて準備し、さらなるレベルアップができるよう練習を積めればと思います」とコメントした。

ボクシング代表の田中亮明選手(26)は、「早い段階で言ってくれて、逆にありがたいかなって感じです。1年間オリンピック選手って自慢できる時間が増えたと思って」と、延期を前向きに受け止める選手がいる一方、2016年のリオオリンピックでは5位に入賞したウエートリフティングの安藤美希子選手(27)は、1年程度というあいまいな延期の期間に戸惑っていた。

安藤選手「来年の夏なのか、来年の秋なのか、すごくあいまいなので、準備する方としては、はっきり決めてほしい」

さらに、気になるのは。

10代「選手が、やっぱり1年あると調子が変わったりすると思うので、メダル大丈夫かなって思います」

東京オリンピックでの目標メダル数について、JOCの山下会長は2月、「目標は金メダル30個、達成は十分に可能」と話していた。

延期が決まった25日の会見でも「(金メダル30個獲得目標は?)変える理由がないと思う」と金メダル30個を強調。

そこで、議論を呼んでいるのが、選手を選考し直すべきか、それとも、これまでの選考基準を維持するべきか。

街の人々は。

選考し直すべき 40代「その時強い選手が出るべきだと思う。やり直した方がいいかな」

一方で。

基準維持した方がいい 60代「今決まっている選手の方がいい。(再考されたら)ことし出るって決まっている方はすごく残念だと思う」

スポーツジャーナリストでマラソン元代表の増田明美さんは、代表は変えるべきではないと話す。

増田さん「(選手の)選び方は変えてはいけないと思います。五輪選考会での切符を死に物狂いで手にしていますから、そこで勝利した人が日本代表なんです。代表に決まった選手たちは、延期になっても、そこにピークを合わせていきますから」

しかし、選手の選考方法については、各競技で対応がバラバラ。

すでに代表選手が内定している卓球やボクシングは、再選考を行わない方針。

一方、体操は、今回の延期を受け、今後の選考に関し、再計画を予定している。

史上初の大会延期により、選ぶ側も選ばれる側も揺れている。