3月26日、東京都では新たに47人の感染が確認された(午後5時時点)。

東京都では、25日にも41人の感染が確認されていて、これで2日続けて40人以上の感染が確認されたことになる。

事態の深刻化を受け、隣接する千葉県・神奈川県・埼玉県・山梨県は相次いで次のように呼びかけた。

千葉県 森田健作知事「今週末、都内への不要不急の外出を自粛していただきたいと思います」

神奈川県 黒岩祐治知事「外出を自粛を要請するということですね。それを“どこ”とは、あえて言いません。私の認識では、東京都と神奈川県は一体になっていると思っております」

首都・東京都の人の出入りを抑える動き。

きっかけとなったのは、小池都知事が25日夜に行った緊急会見だ。

東京都 小池百合子知事「『感染爆発の重大局面』と捉えていただきたいと存じます。感染爆発重大局面」

感染爆発の重大局面にあると強い危機感を表明。

さらに26日午後7時からは、隣接する神奈川・千葉・埼玉・山梨の4県の知事との電話会談が予定されている。

東京都 小池百合子知事「外出の自粛など、これは首都圏全体の話になってくるので、首都圏としてのメッセージを発出できるようにしていきたいと思っております」

国の推計を上回るスピードで増加している感染者。

厚生労働省の対策班によると、東京都では3月21日からの5日間で感染者は51人増えると推計していたが、実際には25日までのわずか3日間で74人にのぼった。

この推計では、「今後2週間で感染者が約500人増える」とされていたが、それを上回る可能性があるのだ。

こうした感染者急増のリスクを受け、政府は26日、新型コロナウイルス特別措置法に基づく対策本部の設置を決めた。

これは、緊急事態宣言の前提となるもので、安倍首相はこのあとの対策本部会合で基本方針の策定を指示する。

25日の都知事会見で特に強調された言葉がある。

東京都・小池百合子知事「症状の出ない方、症状が軽い方が、無意識のうちにウイルスを拡散させるということが懸念されています。夜間の外出についてもお控えいただきたい」

しかし、新型コロナウイルスの感染者急増の背景には、若者の行動があるとの指摘もある。

東京都 小池百合子知事「すでに感染をしていながらも、若い方は体力があり、行動力がある方々が自分自身が感染している自覚がないまま、あちこち活動される」

症状のない人、または症状の軽い人が、無自覚に感染の拡大を招いているおそれがあるというのだ。

厚労省対策班は、都内の繁華街にある飲食店でクラスターと呼ばれる感染者の集団が発生している疑いがあると指摘。

今後、若者などを中心に感染者の急増が続く可能性もあるとしている。

東京の桜の名所の1つである、中目黒の目黒川。

3月16日の川沿いの通りは閑散としていたが...。

25日は自粛ムードはどこへやら。

多くの人が行きかう混雑ぶり。

緊急会見の翌26日も混み合っていた。

19歳女性「ちょうど春休みの期間にこうなっちゃったので、遊べる約束があったら遊びたいなという感じです」

不要不急の外出の自粛要請。

しかし、3月は本来なら送別会などが開かれたり、満開の桜の下お花見を楽しむ季節だ。

見えないウイルス感染防止のための外出自粛を若者たちはどう考えているのか?

大阪から来た22歳の男性「元気だったら外に出ても...うつらないと思うので」

10代女性「急に(外出自粛と)言われても、前々から入っていた予定とかあるからちょっと厳しいかなと」

19歳男性「出たい人は出たらいいと思う。自分のせいなんで」

40代男性「『いついつまで』と決めてもらえれば(外出を)控えることもできるんですけど、もう1〜2カ月もずっと控えてくれみたいなことを言われているので」