東京・足立区議会で9月に問題となった、LGBT(性的少数者)への差別発言。

自民党・白石正輝区議(78)「いや、L(レズビアン)だってG(ゲイ)だって法律で守られてるじゃないかっていうような話になったんでは、足立区は滅んでしまう!」

新たに埼玉県でも、市議会議員の発言が問われていた。
9月の春日部市議会において、無所属の井上英治市議がした発言が、問題となっているのだ。

無所属・井上英治市議「現在でも美輪明宏さん、あるいは確定ではありませんけど、マツコ・デラックスさんとか、いろんな方が活躍しております。こういう人たちに日本人は寛容であります。差別はしてません」

井上市議は、教育委員会に設けられた、LGBTに関するいじめ相談の件数が過去3年間でゼロだったとして、「春日部市にLGBTの差別はない」と主張。

市内の性的少数者から請願が出ていた、同性カップルを自治体として公的に認める「パートナーシップ制度」に反対した。

無所属・井上英治市議「LGBT(の制度)なんか、やる必要なんか全くないのにもかかわらず、いったん請願を通してしまった。小学生にレズビアンだとかゲイだとか、教える必要あるんですか? 学校は分数だとか漢字だとか、もっとやることいっぱいあるじゃないですか」

この「差別はない」という発言に対して、LGBTの当事者支援団体「レインボーさいたまの会」は撤回を求めて抗議文を出している。

団体の共同代表は...。

レインボーさいたまの会 共同代表・鈴木翔子さん「(井上市議)ご自身が目を開いてくだされば、実際に(LGBT)当事者の方というのは多く存在しておりますので、差別自体が存在しないとおっしゃっていること自体が、LGBT当事者の困難を何も理解されていないというふうなことが、よくわかる発言だったと思います」

街の人からも、この「差別はない」という市議の発言に厳しい意見が...。

20代 大学生「議員という立場にあるので、もう少し(LGBTについて)勉強して発言するべきだと思います」

20代 大学生「(LGBTについて)小さい時から知らないと差別の対象になっちゃうし、(教育は)した方がいいと思います」

相次ぐLGBTへの理解に欠けた発言。
「同性愛が法律で守られると足立区が滅ぶ」と発言した足立区の白石正輝区議は10月、このように謝罪をしている。

自民党・白石正輝区議「今後は、LGBTでお悩みになられている方々への性の多様性...たよーせいを受け入れる...受け入れられるよう努力してまいりたいと思います」

一方、春日部市の井上市議はFNNの取材に対し、差別の意図はないとしたうえで、「性的少数者のカップルを異性婚と同等に扱えば、社会道徳を壊すきっかけになる」と話している。