国会は29日、菅首相への代表質問が衆参両院で行われ、日本学術会議の任命拒否の問題などをめぐって論戦が交わされた。

立憲民主党・福山幹事長「総理はリストを見なかったと発言されています。リストを見ずに、どのように判断されたのでしょうか」

菅首相「個々人の任命の理由については人事に関することであり、お答えを差し控えますが、多様性が大事であることを念頭に、私が任命権者として判断を行ったものであります」

参議院の代表質問で、立憲民主党の福山幹事長が、「6人を排除したのは違法だ」と指摘したのに対し、菅首相は「日本学術会議法に沿って行ったもの」だと強調し、違法性を否定した。

また、衆議院の代表質問で共産党の志位委員長は、任命拒否は、憲法が保障する学問の自由を侵害するものだと批判した。

共産党・志位委員長「あなたは、憲法が定めた学問の自由の保障をどう理解しているのか」

菅首相「憲法23条に定められた学問の自由は、広く全ての国民に保障されたものであり、特に大学における学問研究、およびその成果の発表、教授が自由に行えることを保障したものであると認識している」

菅首相は、「任命権の行使が学問の自由に影響を与え、侵害することや、会議の職務の独立性を侵害することになるとは考えていない」と強調した。