東京・千駄ケ谷にある「千駄ケ谷インターナショナルクリニック」。

行われていたのは、これまでに新型コロナウイルスに感染したことがあるかどうかを調べる抗体検査。

このクリニックでは、発熱から2週間以上経過した人などに、抗体検査を実施。

現在、200人ほどが順番待ちをしているという。

検査は保険適用外で、料金は1万5,400円。

15分ほどで結果が出る。

検査を受けた男性「陰性でした。安心した。周りの人に堂々と言えるかな」

このクリニックで、抗体が検出された人の数を聞くと。

千駄ケ谷インターナショナルクリニック・篠塚規院長「きょうの時点で111名の検査をして、そのうち9人が陽性でした」

不安を持って検査を受けた111人のうち、9人が陽性。
およそ8%の人に、感染歴があったことになる。

東京都では30日、新たに46人の感染が確認された。

一方、感染の第2波となっている北海道では、新たに41人の感染を確認。

このうち札幌市は27人で、1日あたり過去最多となった。

はたして日本では、実際どれだけの人に感染が広がってきたのか。

感染症にくわしい久住英二医師も自身が理事長を務めるクリニックで抗体検査を行った。

対象者は、サイトなどで募った希望者202人。
内訳は、一般市民が147人、医療関係者が55人。

注目の検査は...。

ナビタスクリニック・久住英二医師「12人が陽性でした。5.9%の方が陽性でした。ニューヨークが14%くらいという報告が出てるし、そこまで高くなかった。(希望者202名に調査は、都の状況にあてはめられる?)都民を代表する集団なんてものはないんですよ。われわれにできることは、いろんな集団で検査してみて、だいたい数値が一致したら、それくらいなんじゃない? と推定」

この5.9%という数字。

先日、慶応大学病院で新型コロナウイルス以外の患者67人に行われたPCR検査の陽性率も、およそ6%とほぼ同じ水準だった。

今回の検査結果に対し、厚労省の関係者は、「発熱をしていた人や濃厚接触者も含まれているようなので、純粋にこの数字を一般市民の数字として、どう解釈すればいいのか難しい」と話した。

抗体検査について、久住医師は「過去に感染した人も反応するため、PCR検査より高い率で、陽性のケースが出る」と指摘している。

抗体検査の陽性率については、その検査の正確性も含めて議論されている。

WHO(世界保健機関)は、「抗体を持っていても、再び感染しない科学的根拠は現時点では得られていない」としている。

日本赤十字社は、献血者から同意を得たうえで、採取した血液の一部を抗体検査に活用。

東京都内と東北地方で検査を進めている。

これを受け、政府は5月にも、初回の結果を公表するものとみられている。