新型コロナウイルスの重症患者を受け入れている東京都内の病院では、精神科に所属する医師が、患者の治療にあたる医療従事者などの心のケアを行っている。

重症患者を受け入れている東京医科歯科大学付属病院では、患者の治療に関わるスタッフなどのため、4月から精神科医がメンタルケアを始めた。

東京医科歯科大学精神行動医科学・杉原玄一准教授「(医療従事者は)自分が感染したときに、家族にうつしてしまうのではないか、ということを心配しながら、強いストレスを感じながら緊張感を持って、仕事をされている方が多い」

スタッフからは、家族への感染リスクを心配する相談が多く、張り詰めた緊張の糸を切らないためには、仲間同士のコミュニケーションを密にすることが何より大事だという。

杉原准教授「『燃え尽き』といわれるような、気分が落ち込んだり、無力感が出たりとかが心配される。お互い声をかけあったり、ねぎらったりということを意識して行っていくことが大事かなと思う」

未曽有(みぞう)の事態を乗り切るため、病院内では担当科を越えた助け合いのもと、患者への対応が続く。