「暮らしのソレ! から」。

ビールにじっくり漬け込み、低温調理をした豚肉に、天然熟成させたしょうゆのうまみが染み込んだスペアリブ。

料理に使う、こだわりの食材は...。

ブッフェレストラン エトワール・中島廣史料理長「川越にあるプリンスホテルということで、(豚肉料理は)川越の地ビールを使ってみたらと、今回メニューに加えました」

「ブッフェレストラン エトワール」では、もともとビュッフェスタイルで営業していた。

しかし、感染防止のため、6月13日からコース料理仕立てに変更し、営業を再開。

コース形式だが、料理はすべておかわり自由の食べ放題。

外食産業の5月の売上高は、2019年の同じ月に比べ、32.2%も減少。

そうした影響から、取り扱いが減っている地元の食材を、コース料理に積極的に使用し、生産者や地域を応援しようという狙い。

厳選された大豆と小麦を原料に、木だるで2年間天然熟成された、しょうゆ。

地元・川越で250年続くこのしょうゆは、コース料理の“スペアリブ”の味を引き立てている。

松本醤油商店・松本勇一専務取締役「1つの企業同士がどんどん結び合って、地域の力になればいいかなと思ってましたので、そういった話をいただいた時は、非常にうれしかったです」

中島料理長「少しでも地元の物を取り入れて、埼玉・川越を知っていただくお手伝いができたらと」

生産者を支援する動きは、東北でも。

新幹線の中に次々と運び込まれるサクランボ。

出荷が低迷している山形県産サクランボ「佐藤錦」の販路拡大のため、JR東日本などが、新幹線を活用して高速移送する新たな取り組み。

東京までは3時間程度と、トラック輸送の半分以下に短縮され、より新鮮なものを届けることが可能だという。

さらに、地元でとれた食材を安心して食べてもらおうと、ひと工夫して提供する店も。

地元の農家などが、朝一番に収穫した新鮮な野菜を使った料理の数々。

並んでいるのは、料理を覆うように設置されている透明のケース。

これは...。

森の家庭料理レストラン・田村勇人店長「アクリル板でケースを作りましたので、飛沫(ひまつ)感染を防げるように対応しております」

以前は、新鮮野菜や総菜など、65種類以上をビュッフェスタイルで提供していた。

しかし、今は感染対策として品数を絞り、特注のアクリル製ケースをかぶせて飛沫を防ぐ対策をとったうえで、ビュッフェ営業を6月から再開した。

お客さんは「おいしいですね。新鮮だしね、野菜もね」、「(アクリル板)安心感はありますね。衛生的でいいんじゃないでしょうか?」などと話した。

田村店長「地元の野菜を使えると、顔が見える生産者の物が使えますし、安心できますし、もっともっと新鮮な物を使ってあげたいですよね」

生産者と飲食店をつなぐ輪は、逆風に立ち向かう地域の力となっている。