パーソナリティーは社長

耳で聞く、新しい社内コミュニケーションの可能性に迫った。

何やら楽しい会話が聞こえてくる、ラジオの収録現場。
メンバーは、企業の社長と従業員。

 

社内のメンバーで行われる、社内ラジオの可能性とは。

東京・千代田区にある「パネイル」。
エネルギー業界向けのクラウドサービス開発を手がけるベンチャー企業。

ここでは、毎週金曜日、従業員が楽しみにしている社内向けのラジオ番組の配信がある。

社長の名越達彦さんがメインパーソナリティーとなり、週に1回、20分程度の番組を社内サイトで配信している。

社内ラジオで恋愛相談も

アシスタント役の従業員:
「半年ほど経つ遠距離恋愛中の彼女がいるのですが、最近LINEの返信が遅く、僕のことを好きでいてくれているかどうか不安です」

パネイル・名越達彦社長:
相手の「間」みたいなのがあるんでしょうね。「好き嫌い」と「間が合っている合っていない」は必ずしもそうじゃないという気はしますよね。

話す内容は趣味や家族の話、恋愛相談など多岐にわたるが、そのほとんどが業務とは関係のない話。この取り組みは、学生時代に“はがき職人”だったラジオ好きの社長が考案した。

パネイル・名越達彦社長:
大阪、名古屋、福岡と4拠点でやっているが、その拠点間をまたいでコミュニケーションをとるというのが、だんだん(組織が)広がっていって取りづらくなっていく中で、ラジオの空気感みたいなところを会社に持ち込むことができると、社内で新しいコミュニケーションの活性化が生まれるかなと。

ラジオには、毎回異なる従業員ゲストが登場。
今回のゲストは2019年、パネイルに転職したばかりの梅村尚吾さん。

従業員ゲスト・梅村尚吾さん:
「ラブライブ!」というコンテンツがあって、そのファンクラブに入っていて…。

パネイル・名越達彦社長:
「ラブライブ!」のファンクラブがあるの!?

従業員ゲスト・梅村尚吾さん:
先々週、福岡まで行って…。

社内ラジオの効果

普段関わることがない従業員の業務以外の話を聞くことで、交流のきっかけになるという。

従業員:
「この前のあれ聞きましたよ」みたいな事前情報があるなしで結構違う。

従業員:
誰かのを聴くと、勝手に親近感みたいなのが湧いて、コミュニケーションの壁が1個なくなる感じがするので。

また、新型コロナウイルスの影響でリモートワークになったことをきっかけに、「パネラジ」もリモート収録に。

パネイル・名越社長:
リモートならではの生活で工夫していると思うんですけど、「こんなんやってまっせ」というのを、ぜひ教えてもらいたいなと。

普段なら、なかなか参加できない地方拠点の社員も参加できるようになった。

パネイル・名越社長:
社長と社員、その間のいろんな管理職もいる。そういった人たちが、みんな一枚岩で仲良くやっているというところにおいては、人と人の距離感が近いというのは、すごく大事だと思っていて、また違うやり方をすると、新しいコミュニケーションが生まれていって組織というのは醸成されていくと思う。

内田嶺衣奈キャスター:
すごくラジオの魅力が伝わってきたんですが、松江さんの会社でも社内ラジオをやられているんですよね。実際に触れられていかがですか?

 

デロイトトーマツグループCSO 松江英夫氏:
我々も結構やっているんですけれども。
意外と聞いてるメンバーからすると結構好評なんですよね。
実際「日頃会議とかでは聞けないような裏話」とか「その人のキャラクターとかがわかって面白い」そういう意見が多いんですね。
それと何よりもラジオっていうのはですね。
何かをしながらできる、今忙しい中では非常にウケてるポイントだと思いますね。

内田嶺衣奈キャスター:
社内報や一斉メールが担っている今の役割をラジオに置き換えていくっていうのもいいですよね。

デロイトトーマツグループCSO 松江英夫氏:
ラジオって音声だけですからね。
聴いてて何かいろいろどんな人なのかなと想像するんですよね。
ですからこれはメールとか文章だけでは分からない行間だとか奥行きを感じて、リモートで距離は離れてますけれども心の距離はかえって近くなるようなそんな効果もあるのではないかなと思います。

内田嶺衣奈キャスター:
そういった親近感はより風通しのいい社内作りにもつながっていきそうだなと感じました。

(「Live News α」6月26日放送分)