29日朝、サーモグラフィーによる検温を受ける生徒たち。

東京都立の高校や中高一貫校などでは、29日から通常登校となった。

都立戸山高校の3年生のクラスでは、全員そろってのホームルームに笑顔がこぼれた。

クラスメート全員との久しぶりの再会に、生徒たちは...。

3年生「これが普通だったはずなのに、すごくうれしい気持ちになりました。新しい日常が始まるんだな」

しかし、東京都内で感染者が再び増えていることに、不安の声も聞かれた。

3年生「(感染)人数増えちゃうと、また休校になる心配もあるので」

3年生「時間を考えれば、(電車が)すいている時間に行くことは可能かなと」

都立の学校の多くは、公共交通機関が混雑する時間帯を避けて登校できるようにするという。

学びの場を守るための感染予防対策がとられる一方で、感染拡大の再燃が心配されていた。

江東区 小学校の保護者「怖いというのはあります。(子どもを)きょう行かせるのは不安でした」

26日、江東区の小学校では、50代の女性教員2人の感染を確認。

児童4人を含む12人が、濃厚接触者として検査を受けている。

この小学校は、7月6日まで休校するという。

同じ江東区で、子どもを小学校に通わせる保護者からは、戸惑いの声が聞かれた。

別の江東区立小学校の保護者「近隣の小学校かもしれないという不安はあります」

別の江東区立小学校の保護者「娘の気持ちとは反するんですけど、大事をとって、きょうは行かせたくなかったというのが正直な本音です」

さらに、大田区の小学校でも、30代の男性教員の感染を確認。

どちらも感染経路は、今のところわかっていないという。

区によると、濃厚接触の疑いがある児童や教員に症状は見られていない。

学校は、消毒作業を行い、29日から再開している。

大田区に住む森田さん一家の2人の息子は、区内の小学校に通っている。

子どもたちが通う小学校では、先週から通常登校になった。

夫婦共働きの森田さんにとっては、助かる面もあるという。

森田琴星さん「家で子どもを迎えられるので、そういう意味では余裕はできました」

しかし、同じ区内の小学校で教員が感染したことについては、複雑な思いを抱えていた。

森田琴星さん「『あ、近い』と思って...結構衝撃的でしたね。うちのコロナのリスクと、子どもたちの健やかな成長をてんびんにかけたときに、学校に行く方がいいなと思って行かせているんですけど、すごく難しいなと思いました」