拡大するタンパク質市場、キーワードは筋トレ。

ダイタンフード株式会社 開発企画広報・工藤寛顕さん「筋肉もりもりになりたい人にコミットする結果になれば、来年の春夏に向けて全店舗で販売したい」

立ち食いそばチェーンの富士そばが29日に発表したのは、その名も「筋肉もりもりそば」。

そばの上に肉やほうれん草、大根おろしなどが乗っていて、筋肉を作るのに不可欠とされるタンパク質が28グラムとれるという一杯。

価格は680円。
実は、富士そばの客単価の1.5倍の価格だという。

今回のメニューを開発した理由は...。

ダイタンフード株式会社 開発企画広報・工藤さん「そばに入っているルチンという成分が、タンパク質と一緒に摂取すると筋肉にいいと聞いた。コロナの影響で自宅で筋トレする人が増えている情報があって、その人たちに向けて、少し高い値段になるが、わざわざ来ていただくために商品開発した」

新型コロナの影響で、自宅での筋トレをする頻度が増えた人は8割以上との調査結果も。

さらに、富士経済によると、タンパク質補給食品市場は年々拡大していて、2020年も2019年を上回る見込みで、2025年には2,400億円規模に成長するとしている。

富士そばでは、テレワークの浸透で都心ではビジネスパーソンの利用が激減した一方で、女性の一人客の利用は増えていることから、新たな客層に訴えかける狙い。

客「(足を運ぶきっかけになる?)なりますね。1日のタンパク質の摂取量を意識しているので、肉とそばとたまごと全部」

タンパク質を売りにした商品は年々広がりを見せ、今や、プロテインバーやサラダチキンなどの定番商品だけでなく、チョコレートやクッキーなど、さまざまな商品が登場している。

コンビニエンスストアでも...。

サラダのコーナーには、「タンパク質がとれる」と書かれた商品が並んでいた。

セブン-イレブンは6月から、タンパク質がとれるサラダなどのプライベートブランド商品を販売。

29日も新商品を投入。
順次発売する予定。

セブン-イレブン・ジャパン 安藤貴将さん「やはり健康意識はより上がっていて、中身にどんなものが入っているか、そういったことをしっかりと確認するお客が増えていると思うので、そういったお客に、手軽に日常的に取っていただく品ぞろえを展開している。販売の方も、非常に好調に推移している」

近年の健康志向の高まりに、新型コロナの影響が拍車をかけ、タンパク質市場は、今後もさらなる拡大を見せそう。

マーケティングアナリスト・渡辺広明氏「実は僕も、2年前からタンパク質のプロテインバーの開発に携わっているんですね。プロテイン=タンパク質というのは、まったく浸透していませんでした。プロテインは、スポーツをする人がスポーツ後に溶かして飲むみたいなものだったが、今はタンパク質が一般的になることによって、タンパク質をもっと取った方がいいよという状況になったため、一般の人がタンパク質を取らなければいけないという意識が働いているんですが、なかなか食事だけでは取れないということで、サラダチキンやプロテインバーやプロテインドリンクなどが出てきて、一気に市場が広がっている。もともと、プロテイン市場はすごくニッチな市場だったが、それによって一般の人が買う市場に進化していったのがポイントになる」

三田友梨佳アナウンサー「最近はコンビニに行ってもプロテイン商品がたくさん並んでいて、女性でも手にしやすくなったな、という印象があります」

マーケティングアナリスト・渡辺氏「コンビニにプロテイン商品が並んでいるのは、一般的になった理由として大きいでしょうね。女性も、極端な食事制限から、体を鍛えて理想の体をつくるというところで、髪や肌にもいいということで、女性の利用がどんどん進んでいった側面があるんじゃないかと思います。また、女性だけでなく、超高齢化が進んでいるので、社会保障による医療費が増大しています。なので、予防医療につながる、健康に関わる食品ということで、タンパク質商品はこれから、どんどん増えていくんじゃないかと考えられます」

三田アナウンサー「わたし自身、以前、検査でタンパク質不足を指摘されたことがあるんですが、今は選択肢がたくさんありますから、それぞれのライフスタイルに合わせた、効果的なタンパク質の摂取方法を見つけることも大切なのかもしれません」