アフリカのタンザニアで、大発見。

集まった大勢の人の視線の先には、真ん中のチェック柄の男性が手にしている、2つの大きな石。

この石、世界最大の「タンザナイト」の原石。

タンザナイトとは、非常に貴重な宝石。

今から50年ほど前に、タンザニアで発見された。

正式な名前は「ブルーゾイサイト」。

世界的ジュエリーブランドのティファニーが、この青く美しい新種の石にタンザナイトと命名したことから、その名が広く浸透した。

これまでに採掘された最大の原石は3.3kgだったが、今回発見された2つの原石の重さは、それぞれおよそ9.2kgと5.8kg。

1.5倍から3倍という超特大サイズで、タンザニア政府が買い取った金額は、およそ3億6,000万円。

一夜にして億万長者となったのは、4人の妻と30人以上の子どもがいるサニニウ・ライザーさん。

牛を1頭解体して祝うとしている。

億万長者になったサニニウ・ライザーさん「わたしはとてもうれしいです。これは、わたしやタンザニアにとって非常に名誉なことですし、わたしも神に感謝しなければなりません。こんな大きさの原石を見つけたことありませんから」

ライザーさんは、手にした資金で、地元に子どもたちのための学校を作りたいとしている。

また今後も、これまでの生活を変えるつもりはないと語り、これからも2,000頭の牛を飼い続けるという。

ところで、このタンザナイト、いったいどんな石なのか。

東京都内の天然石の専門店「ストーンキャッスル」を訪ねると...。

ストーンキャッスル・末田麻弓さん「見る角度によって、いろんな色が見えてきたりする、すごく神秘的な石だと思います」

人を引き込む魅力のあるタンザナイトの美しさ。

12月の誕生石の1つでもあり、パワーストーンとしても人気だという。

ストーンキャッスル・末田麻弓さん「人生の羅針盤といわれていて、人生を良い方向に導いていってくれる良い意味を持った石」

しかも、その価値は...。

ストーンキャッスル・末田麻弓さん「ダイヤモンドの1,000倍以上の価値があるといわれている。世界的にもメレラニ鉱山というタンザニアの一部の鉱山でしか採れない石。年々希少価値が上がってきている石」

タンザナイトのブレスレットを試着してみると...。

ストーンキャッスル・末田麻弓さん「こちらで18万円くらいの価格になっておりますね」

今回、特大タンザナイトで、およそ3億6,000万円を手にしたライザーさん。

当初、鉱山労働者と報じられたが、その後、ライザーさんは一介の労働者ではなく、鉱山オーナーではないかと報じられている。

海外メディアによると、ライザーさんは200人を超える労働者を抱え、採掘作業をしており、ライザーさんは売却した収入から、利益の10%を労働者に分配するという。