現在、国内からは新規感染者がほぼ出ていない状況が続く中国。

8月、上海に赴任したFNNの特派員が、2週間の隔離生活を体験した際の映像。

接触を避けるため、食事は部屋へ直接届けられ、シーツ交換を行うスタッフも防護服姿。

ホテル内の看板には「汚染区」と書かれ、利用者を完全に隔離していることがわかる。

このように、徹底した水際対策で、国外からのウイルスの流入防止に努めている中国。

世界各地では今、感染の再拡大が強く懸念されている。

多くの観光客でにぎわっているのは、21日から観光客の受け入れを再開したインドの世界遺産「タージ・マハル」。

インドは、累計の感染者数がアメリカに次ぎ、世界で2番目に多いおよそ556万人だが、感染対策を講じながら、段階的に経済活動の再開を進めている。

一方、ヨーロッパでは、夏の間、海水浴客でにぎわっていたフランスは現在、スペインとともに入院者数と死者数が増加。

同じく、感染者が増えつつあるイギリスでは、ジョンソン首相が第2波は避けられないとの見解を示し、ロックダウンは避けたいものの、新たな制限措置の導入を示唆した。

そうした中、コロナショックによって落ち込んだ消費を刺激しようと、北京市で始まった、いわゆる「Go To夜の街キャンペーン」。

一方で...。

8月、中国の空港に到着したFNNの特派員。

全身防護服姿の担当者に迎えられ、監視カメラのような機器がついたバスで、滞在するホテルへ。

ホテルの食事に大連名物の桃がつけられるなど、思わぬおもてなしがあったものの、許可がないかぎり、部屋からは1歩も出られず、衣類は洗面所で手洗いするほかなく、缶詰め状態。

ホテルと交渉して、ベッドのシーツ交換をしてもらった際には、部屋に防護服姿のスタッフが現れるなど、徹底した2週間の隔離生活を送った。

そして、滞在7日目には、抗体検査を受け、その後、入国後2回目のPCR検査を受けた結果...。

特派員「検査結果はどうでしたか?」
医師「すべて書面に書いてあります」
特派員「問題なかったですか?」
医師「問題ないです」
特派員「陰性でしたか?」
医師「陰性です」

厳しい隔離生活や地下鉄でのマスクの義務づけなど、徹底した感染対策をとりながら、経済の活性化も進める中国。

そうしたメリハリのきいた対応が、感染抑え込みのカギになっている様子。