グループリーグ敗退が決定しているなか、五輪メンバーへの“トライアル”は続く

 タイで開催中のU-23アジア選手権に参加している森保一監督率いるU-23日本代表は14日、グループリーグ最終戦のカタール戦(15日)に向けてバンコク市内で練習を行った。12日のシリア戦(1-2)で敗れて、すでに敗退が決定。3連敗で帰国するわけにはいかないなか、森保監督はカタール戦の位置付けを明確にした。

 ショッキングな結果となった2試合から、選手は必死に切り替えようとしていた。すでにグループリーグでの敗退は決定。第1戦のサウジアラビア戦(1-2)から2連敗を喫し、大会史上初めて決勝トーナメントに進出できなかった。屈辱的な敗退の事実は変わらないが、第3戦のカタール戦は勝利で終わらなければいけない。

 今大会はサウジアラビア戦、シリア戦ともに先制点を許して試合終盤に失点。VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)によるPK献上も2度あった。選手たちはミスが重なっての敗退で精神的なダメージも受けている。東京五輪への選考も兼ねた今大会であるからこそ、指揮官はカタール戦での位置付けを明らかにし、勝利に加えて“アピールの場”として最善のプレーを求めた。

「今大会は終わるけど、東京五輪に向けた活動は終わりではない。何より選手たちのサッカー人生、キャリアは終わりではない。この試合も目の前のことに全力を尽くす、最善を尽くすことはやって欲しい。大会は終わりますけど、(五輪への)活動はまだ続いていくことと、選手たちのキャリアでは常にステップアップ、レベルアップしていかなければプロの厳しい世界で生き残っていくのは難しいということで、選手たちには続けて自分を高めてもらえるように、奮い立たせてもらえるように働きかけをしたい」

 ここまでの2戦でフィールド選手は、MF遠藤渓太(横浜F・マリノス)とMF菅大輝(北海道コンサドーレ札幌)が出場していない。DF渡辺剛(FC東京)は左足を痛め、GK小島亨介(アルビレックス新潟)も疲労性の痛みで練習参加できていないなか、ピッチに立つ選手はどのようなプレーを見せるのか。2試合の借りを返すため、全力で勝利を目指すはずだ。

Football ZONE web編集部