田中碧の退場で10人となったなか敗戦こそ免れたが、1勝もできずに大会終了

 タイで開催されているU-23アジア選手権に出場した日本代表は、現地時間15日にカタール代表と対戦し、1-1の引き分け。大会3試合を1分2敗の未勝利で終えた。この試合でキャプテンマークを巻いたMF杉岡大暉(湘南ベルマーレ→鹿島アントラーズ)は「結果が出ていないので、それがすべて」と悔しさを露わにした。

 杉岡は3バックシステムの左ウイングバックで先発し、前半21分には際どいボレーも放った。しかし、前半アディショナルタイムに退場者を出すと後半は10人に。4バックに変更したチームの左サイドバックに入り、チームはFW小川航基(ジュビロ磐田)のゴールで先制したが、PKで追いつかれる結果に。3試合通算では1分2敗の未勝利だった。

 見方によれば10人で健闘したとも言える試合だったが、杉岡は「いくら10人になったとはいえ、最後は勝ち切りたかった。戦う姿勢は見せられたかもしれないけど、結果がすべての世界なので、1勝もできなかったことを受け入れてしっかりやらないといけない。結果が出ていないので、それがすべて。今日の戦い方も、退場したからこその戦い方になったし、11人でやっても取り切れていなかった。何が何でも勝たなければいけなかったし、悔しくて情けない」と、そこに甘えるような言葉はなかった。

 杉岡は新シーズン、湘南から鹿島への移籍が決まっている。東京五輪へ向けてのシーズンに環境を変えるというチャレンジになるが、「いったん解散してそれぞれがチームに戻るので、ここで経験したことはこの23人しか分からない。それを個々が反省して、次の活動でチャンスがあった選手は伝えないといけない。半年間、そういう危機感を持って本戦までに準備しないといけない」と、大舞台を見据えてチームでのチャレンジをスタートさせる。

 キャプテンマークを巻いただけに、責任感もひとしおだった様子の杉岡。この悔しい思いを、移籍を経験する新シーズンにどれだけピッチの上で表現できるかが注目される存在だ。

Football ZONE web編集部