補強の優先度はストライカー、DFの順と指摘 接触が存在した可能性は否定せず

 バルセロナは今冬の移籍市場でヴィッセル神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタの“電撃復帰”を画策していたと報じられていたが、スペイン紙「マルカ」はこの情報を否定。3つの理由を指摘している。

 2018年の夏に神戸に加入したイニエスタは、2019年シーズンのJ1ベストイレブンに選出されるなど、その実力を発揮。リーグ戦ではチームとして苦しい時期も経験したが、今年の元日に行われた天皇杯決勝では鹿島アントラーズを2-0で破り、クラブに初タイトルをもたらしている。さらに8日には新シーズンの幕開けを告げる富士ゼロックス・スーパーカップでもPK戦の末に優勝。日本でも順調なキャリアを歩んでいる。

 そんななか、スペイン紙「スポルト」は古巣バルセロナが冬の移籍市場でイニエスタを短期の期限付き移籍で獲得しようとしたと報道。結果的に取引は実現しなかったが、レジェンド復帰の可能性があったとして注目されていた。

 しかし、「マルカ」紙はそうした報道を受け、「バルセロナはイニエスタの復帰を考えたことはない」との見出しで否定。「彼の名前が挙がらなかった理由はいくつかある」として、次のように指摘している。

「まず、バルセロナの補強におけるプライオリティーはストライカーにあり、(ウルグアイ代表FW)ルイス・スアレスと(フランス代表FW)ウスマン・デンベレの穴を埋める必要がある。もしストライカーが獲得できないなら、次はDFだ。(U-21フランス代表DF)ジャン=クレール・トディボがシャルケに移籍し、(フランス代表DF)サミュエル・ウムティティのバルセロナでの将来は疑問視されている。キケ・セティエンにとってMFは問題ではなく、6人が3つのポジションを争っている状況だ」

 バルセロナの現状を鑑みるに、イニエスタの獲得を真剣に検討するとは思えないという見方を示した。そのうえで「仮にイニエスタとコンタクトがあったとして、誰が主導しているのかはミステリーだ」とも記しており、何かしらの接触があった可能性までは否定していない。

 いずれにせよ、イニエスタが今季もJリーグでプレーすることは確定している。キャプテンとして神戸を牽引する姿は、引き続き多くのファンを魅了してくれることだろう。

Football ZONE web編集部