「モロッコのメッシ」と、絶賛されるジエクのテクニック

 チェルシーは13日、アヤックスのモロッコ代表FWハキム・ジエクの獲得合意を発表した。フランク・ランパード監督の体制となってからは、初の補強。ジエクは今季終了までアヤックスでプレーした後、2020-21シーズンよりチェルシーへ加入する。

 そんななか、チェルシーはクラブの公式ホームページでジエクについて、「左利きのアタッカーで、右サイドや中盤でもプレー可能だ。アヤックスではその才能をいかんなく発揮し、左サイドから中にも外にも仕掛けていく」と紹介。さらに、「26歳でキープ力が高く、足元に定評がある。また、コンパクトなDFを切り裂くパスも出すことができ、セットプレーのスペシャリスト。右サイドからのボールは脅威だ。また、ゴール数でもクラブ、代表を合わせ100を超えている」と、その詳細を綴り、期待を寄せている。

 今冬、ザルツブルクからリバプールに移籍した日本代表MF南野拓実は、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)の対戦時にインパクトを残し、リバプールの選手たちが獲得を進言したという逸話がある。ジエクも今季のCLでチェルシーと対戦し、ロンドンで行われた第4節(4-4)では、3アシストを記録。その活躍ぶりがチェルシーに強烈な印象を残したのは間違いないだろう。

 チェルシーがアヤックスへ支払う移籍金は、ジエクの活躍次第で、最大4400万ユーロ(約52億円)になると報じられている。そんな26歳のテクニックにCL公式ツイッターも注目。今季、アヤックスはすでにCLから敗退しているが、来季に向けて「2020-21シーズンの#UCL(CLの略)のスター候補?」と綴り、そのゴールシーンをまとめた動画をアップした。

 ペナルティーエリア外からの強烈なミドルシュートや狙いすましたコントロールショットなど次々と左足から繰り出されるゴールをファンも大絶賛。コメント欄には「彼は天才だ」「モロッコのメッシ」「大好き。早くプレーを見るのが待ち切れない」「チェルシーのファンにとって良いニュース」と、モロッコのテクニシャンを称賛する言葉が目立った。その一方でプレミアリーグのCL出場権争いが厳しいことからも「CLの出場権を取れないと気まずい」「本当にCLのスターになるために、まずクラブが4位以内に入らないと」と、現在プレミアリーグ4位のチェルシーがCL出場権を得られるか心配する声も挙がっていた。

 大きな期待を背負うジエクだが、新天地でのプレーもファンは心待ちにしているようだ。

Football ZONE web編集部