フェリペ・メロが「唯一無二の選手」とメッシ称賛 「ロナウドより上」

 ワールドカップ(W杯)で最多5回の優勝を誇るブラジル代表も、FWリオネル・メッシを擁するアルゼンチン代表と対戦する時は、絶対的エースへの意図的なファウルも勝つための手段として取り入れていたようだ。かつてセリエAのユベントスやインテルで活躍し、現在はブラジルのパルメイラスに所属する元ブラジル代表MFフェリペ・メロが、アルゼンチンの現地紙「クラリン」とのインタビューに応じ、セレソンの一員としてプレーしていた頃の“メッシ対策”を明かしている。

 ヨーロッパの名門クラブを渡り歩き、代表キャップ数も「22」を数えるメロは、イエローカードやレッドカードを厭わない激しい守備を持ち味として、これまで数々のストライカーと対峙してきた。そして、その獰猛なプレースタイルはメッシとマッチアップした時も変わらなかったようで、当時のメッシ対策についてメロは、「アルゼンチンと戦う時は『みんなでメッシを1人1回ずつ削ろう。ローテーションで削りにいったほうがいいよな』って、チームメートと話し合っていたんだ。そうじゃなかったら、彼をマークするのは不可能だからね。別に彼を壊したかったわけじゃなくて、彼のリズムを崩したかっただけさ。それも戦術の一つだよ」と語り、ファウルを犯してでもメッシを止めようとしていたことを認めた。

 しかし、百戦錬磨のメロから見てもメッシは異次元の存在だったらしく、「彼は唯一無二の選手であり、クリスティアーノ・ロナウドより上だよ。ロナウドは1人で5点取れるが、メッシは自ら5点取るだけでなく、味方にも点を決めさせることができるから、メッシのほうがより完成された選手だと思う」と、その実力には賛辞を惜しまない。

 反則を犯してでも相手選手を止めるというのは、本来であれば許されない考えなのだが、そうしなければブラジル代表の猛者たちでさえも止められなかったというのは、メッシの凄さを物語るエピソードの一つとして語り継がれていくかもしれない。

Football ZONE web編集部