ジッリ元会長は帰国後の14日間の隔離も踏まえてイタリアに残るべきだったと主張

 世界で猛威を振るう新型コロナウイルスの影響により、イタリアではセリエAを含む全スポーツイベントが4月3日まで中断となっている。すでに3人の感染者が発覚しているユベントスでは、エースFWクリスティアーノ・ロナウドがマデイラ島に帰郷しているが、元クラブ会長が「プールで写真を撮っているだけ」と行動に不快感を示している。スペイン紙「マルカ」が報じた。

 ユベントスは現地時間3月11日、イタリア代表DFダニエレ・ルガーニが新型コロナウイルスの陽性反応が出たことを発表。フランス代表MFブレーズ・マチュイディ、アルゼンチン代表FWパウロ・ディバラも感染が発覚するなどイタリア国内で急速に感染が拡大しており、4月3日までのすべてのスポーツイベントが中断されている。

 ロナウドは脳卒中となった母親の近くにいたいとの思いもあり、生まれ故郷のマデイラ島に帰還。自宅(自主)隔離に努めながらトレーニングを行うなか、先日には黒いサングラスをかけ、自宅のプールサイドに出たロナウドが、自主隔離の影響を感じさせない肉体美を覗かせる写真が英紙「ザ・サン」などで公開され、「クリスティアーノ・ロナウドは自主隔離中に筋肉隆々の姿を誇示し、非の打ち所がない状態で写真を撮られた。パートナーのジョージナ・ロドリゲスが買い物に出かけた間、日光浴に興じた」と報じられていた。

 ポルトガルも新型コロナウイルスの感染拡大を受け、3月19日に政府がポルトガル全土に非常事態を宣言。生活必需品を扱う店以外の商店などの営業停止を命じるとともに、国民に対して自宅にとどまるように求めている。

 そのなかで、2006〜09年にユベントスの会長を務めたジョヴァンニ・コボッリ・ジッリ氏がロナウドの行動に不快感を示したとして、記事では同氏のコメントを紹介している。

「クリススティアーノ・ロナウドは母親のためにポルトガルに行くと言っていたが、今はプールで写真を撮っているだけのようだ。(彼のような帰国の)例外が認められて、他の人々も(イタリアを)去りたがった。全員が隔離されるべきだった。非難するのは簡単だが、外から見れば何人かの選手がなぜイタリアを離れたのか理解できない。(イタリアに)戻って来た時、検疫のため14日間の隔離を受けなければならず、コンディションを保つのはより難しくなる」

 シーズン再開の目途も立たないなかとはいえ、ロナウドはイタリアに残るべきだったとジッリ氏は持論を展開していた。

Football ZONE web編集部