シーズン打ち切りとなれば、巨額のテレビ放映権料収入が見込めず補強も困難

 日本代表MF南野拓実が所属するリバプールは新型コロナウイルスのパンデミックで経済的な打撃を受けたことにより、今夏の移籍市場で補強なしに終わる可能性が高まっているという。英紙「デイリー・ミラー」が報じた。

 新型コロナウイルスの感染拡大で、プレミアリーグは3月13日からすでに1カ月半以上の中断が続いている。リーグもクラブもシーズン完了を希望して対策に動いているが、いまだ再開の目処は立っていない。このままシーズン打ち切りとなれば、巨額のテレビ放映権料収入も見込めなくなる。

 クラブが被る経済的な損害を考えると、今夏の移籍マーケットでは有望なタレントの獲得に動くのは困難な状況だという。

 仮にシーズンが再開しても、試合が無観客試合となればマッチデー収入は減少となり、いずれにしてもクラブにとっては厳しい状況であることは変わらない。記事によれば、無観客試合では少なく見積もっても1試合あたり約300万ポンド(約4億円)の損失が見込まれるという。リバプールは来季以降に向けて、こうした有事に備えた予算組みが必要となるため、選手補強に資金を投じる余裕がないと指摘されている。

 コロナ禍以前にはRBライプツィヒのドイツ代表FWティモ・ヴェルナー、リヨンのU-21フランス代表MFフセム・アワールらの補強が噂されていたものの、移籍金は前者が5000万ポンド(約67億円)、後者が4000万ポンド(約53億円)。数カ月前から状況が一変した今では、彼らの獲得は現実的に考えられないものとなってしまったようだ。

Football ZONE web編集部