最高9点、最低1点の形式 香川には「5」、パク・チソン氏には「7」が付けられる

 マンチェスター・ユナイテッドは2005年にアメリカのビリオネア、マルコム・グレイザー氏によって買収され、以降グレイザー一家がユナイテッドの実権を握った。英紙「マンチェスター・イブニングニュース」はこのグレイザー・ファミリーの下で、名将サー・アレックス・ファーガソン元監督が獲得した選手たちを採点。2012年にドルトムントから加入したMF香川真司についても言及されている。

 採点の対象となっている選手は2005年夏から、ファーガソン氏が勇退した2013年までにユナイテッドが獲得を決めた選手まで。採点は1が最低点で、登場した中では9が最高点となった。

 最高評価の9点を付けられた選手は、2005年加入の元オランダ代表GKエドウィン・ファン・デル・サール氏、元セルビア代表DFネマニャ・ヴィディッチ氏と、元フランス代表DFパトリス・エブラ氏、元イングランド代表MFマイケル・キャリック氏、スペイン代表GKダビド・デ・ヘアの5人。いずれも不動のレギュラーとしてタイトル獲得に貢献した選手が並んだ。

 次点の8点が付けられたのは、スーパーサブとして重用されたメキシコ代表FWチチャリートことハビエル・エルナンデス、プレミアリーグ得点王も獲得した元オランダ代表FWロビン・ファン・ペルシー氏の2人。役割こそ違うが、ともに高い決定力を武器に活躍した。

 2005年にPSVから引き抜かれ、アジア人初のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)優勝も経験した元韓国代表MFパク・チソン氏は7点が付けられた。ファーガソン氏の信頼も厚かったダイナモは非常に高い評価を受けている。

 そして2012年にドルトムントから加入し、2シーズンプレーした香川はやや辛めの5点評価となった。ユナイテッドでは通算57試合に出場し、6得点10アシストという成績を記録している。

名将からの評価は低くなかった香川だが…「モイーズの到来が反対の効果をもたらした」

 香川に対する指揮官からの評価は決して低いものではなかったという。1年目の2012-13シーズンのプレミア第29節ウェストハム戦(2-2)で香川は2得点に絡む活躍を披露し、香川よりも先にエースのFWウェイン・ルーニーが交代される場面があった。その時にファーガソン氏が「(ルーニーが)シンジほどいいプレーをしていなかった」と語ったというエピソードが紹介されている。

 しかし、ファーガソン氏は12-13シーズンを最後に勇退。後継者としてデイビッド・モイーズ氏が招聘されたが、これが香川にとっては逆境の原因になった。記事では「カガワは事実上、ルーニーをフェーズアウトさせるために獲得されたが、モイーズの到来が反対の効果をもたらした」と記されている。この監督交代が評価に大きな影響を及ぼす結果になったようだ。

 なお、最も低い1点と採点されたのは2007年に加入したアンゴラ代表FWマヌーショと2010年にヴィトーリアSCから加入した元U-21ポルトガル代表FWベベ、そしてファーガソン体制最後の補強となったコートジボワール代表FWウィルフレッド・ザハの3人。マヌーショは1試合、ベベとザハはそれぞれ2試合のみの出場しかないままチームを去った。

 2012年に加入したチリ代表FWアンジェロ・エンリケスは出場機会がなかったため、採点なしとなった。

Football ZONE web編集部