広州恒大で監督を務める元伊代表DFカンナバーロ氏が中国の現状について言及

 中国の広州恒大で監督を務める元イタリア代表DFファビオ・カンナバーロ氏が、母国イタリアの国営放送「RAI」のスポーツ番組に出演し、中国の現状とともに、母国の厳しい状態について語った。

 カンナバーロ監督は広州恒大を率い、昨季はAFCチャンピオンズリーグ(ACL)で鹿島アントラーズと準々決勝、浦和レッズと準決勝を戦った。解任も噂されたが留任してシーズンのスタートに備えていたなか、新型コロナウイルスが中国から大流行したことで全ての予定がストップした。

 そうしたなかでカンナバーロ監督は中国の現状について「もう6週間、普段通りのトレーニングをしている。違いは誰もがマスクをしていることと、小まめに検温をしなければいけないこと。映画館だけは閉まったままだけど、状況はコントロールされている」と、社会情勢が回復しつつあることを強調している。

 一方でイタリアではセリエAの再開可否について議論が続いている。スポーツ大臣のヴィンチェンツォ・スパダフォーラ氏ら政府サイドがリーグ戦の打ち切りを視野に入れるなか、イタリア・サッカー連盟は経済的な理由からもシーズン再開に全力を尽くすことを主張している。

 その状況についてカンナバーロ監督は「今、再開しても意味がない。多くの死者が出ており、ウイルスは制御されていない。すべての選手を検査するために、チームや専門家に旅行をさせる必要があるが、それは難しいと思う」と、否定的な見解を示している。

 中国の状況は今季のACLがどうなるかという点で、Jリーグクラブにも影響を与える可能性はある。日常が戻りつつある中国の状況を、日々の生活からカンナバーロ監督は証言していた。

Football ZONE web編集部