昨年12月のバルセロナ戦でメッシの股を抜いて翻弄

 マジョルカの日本代表MF久保建英は、昨年12月7日に行われたリーガ・エスパニョーラ第16節の敵地バルセロナ戦(5-2)でフル出場し、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシを華麗なテクニックで翻弄する場面があった。スペイン紙「マルカ」がスポーツ界において自分の得意技を相手に食らったシーン10選のなかにノミネートされた。

 マジョルカは前半だけで4失点を喫するなど苦戦を強いられ、メッシにハットトリックを達成される屈辱を受けたが、一定の評価を受けたのが久保だった。バルセロナ下部組織出身の18歳は、現在レアル・マドリードが保有権を持ち、マジョルカの選手としてカンプ・ノウでの一戦に出場。要所で存在感を放ち、ボールを持つたびにブーイングが飛んだ。

 1-4と劣勢のなかで迎えた後半7分、攻勢を強めるマジョルカが敵陣に侵入。ボールを奪われてカウンターを浴びそうになるも、敵陣で攻撃の流れを遮断した。そのこぼれ球を拾った久保が、敵陣中央でメッシと対峙。アルゼンチン人FWがボール奪取を図った瞬間、久保が柔らかいタッチでボールを押し出し、メッシの股下にボールを通して抜き去った。

 当時、レアル専門メディア「Defensa Central」は「メッシへの残忍な股抜き」と決定的瞬間を取り上げるなど、大きな注目を集めた。

 スペイン紙「マルカ」は、「スポーツ界のスター選手、または相手に対してやるのを得意としているスペシャリストたちがいる。しかし、いくつかの場面で自分の得意としている技を受けるのは避けられない」と記し、様々な競技で自分の得意技を相手に決められ、お株を奪われたシーンを厳選。そのなかの一つに、サッカー界からメッシが得意技の股抜きを久保に受け、“下剋上を許した”ことにスポットライトを当てた。

「クボがメッシ相手に仕掛ける! マドリード加入によりカンプ・ノウの観衆から抗議の口笛(ブーイング)を浴びた日本人選手は、バルサの本拠地で個人的に良いパフォーマンスを披露した試合でこのディテールを残した」

“日本のメッシ”と言われる久保が、“本家”のメッシ相手に華麗なテクニックを披露したことはスペイン国内でも衝撃だったようだ。

Football ZONE web編集部