リバプールの英雄MFジェラード、古巣を優勝に導いたクロップ監督の手腕称賛

 1992年のプレミアリーグ創設後、初制覇を成し遂げたリバプール。かつて、同クラブで活躍した元イングランド代表MFスティーブン・ジェラード氏は、古巣のリーグ優勝を目前に「クロップ監督の銅像を建てるべき」と進言していた。しかし、ユルゲン・クロップ監督は、それを望んでいないという。リバプールの地元メディア「リバプール・エコー」が報じた。

 現在、スコットランドのグラスゴー・レンジャーズの監督を務めるジェラード氏は、クロップ氏が世界最高の監督だと感じているという。そして「彼はリバプールに来て、多くの大会で決勝まで勝ち進んだ。さらに6度目の欧州制覇を成し遂げ、そして30年間で初めてのリーグ優勝をもたらした」と、その功績を称えた。

「私は、ユルゲンのような人物は、今すぐに表彰されるべきだと思っている。サッカー界では、何かを成し遂げた人が年齢を重ねて、達成したことが知れ渡ってから表彰することが多いと感じる。でも、リバプールのオーナーは、そんなことはしないと思っている。彼がリーグタイトルをもたらしたら、彼らはすぐに銅像の建設を始めるべきだよ」と、すぐにでもドイツ人監督の偉業を称えるべきだという持論を展開した。

 イングランド最上位リーグ制覇は1989-90シーズン以来30年ぶりとなったリバプール。26日に会見を行ったクロップ監督は、「銅像が建てられた方々は、このクラブを離れてから建てられたんだよね? 私は銅像になることに興味がない。私が生きている間は、なくていいよ。私は監督であり、リーグを優勝した。人々はそれをポジティブに捉えてくれているかもしれないが、(クラブの)アイコンたちと比較する必要はない」と、レジェンドたちと並ぶことを拒否した。

「私はこれからも30年、40年、生きていたい。だから、私は銅像になることには興味がないよ。偉大な人たちと私を比較する必要はない。(ビル・)シャンクリー氏はクラブを変えた。(ボブ・)ペイズリー氏はすべてを勝ち取り、(ケニー・)ダルグリッシュは選手と監督の両方を務めた。比較はできないし、必要もないよ」

 おそらくリバプールのファンのなかにも、クロップ監督の銅像を建てるべきと考えている人はいるだろうが、それが実現するのはもうしばらく先になるかもしれない。

Football ZONE web編集部