レアル、2位バルサ引き離す勝利 ベンゼマが見事なバックヒールパスで決勝ゴールをアシスト

 レアル・マドリードは現地時間28日に開催されたスペインのラ・リーガ第32節エスパニョール戦を1-0で勝利し、貴重な勝ち点3をゲットした。2位バルセロナとの勝ち点差を「2」に突き放す貴重な勝利に導いた。これは元フランス代表FWカリム・ベンゼマの見事な“バックヒールアシスト”のおかげだったが、本人もこのプレーについて触れたと現地紙「AS」が報じている。

 前日にバルセロナがセルタ相手に2-2のドローに終わっていたため、勝利すれば勝ち点でも優位に立つということもあり、レアルとしてはアウェーでも是が非でも勝利が欲しい一戦だった。エスパニョールの粘り強い守備組織の前になかなかゴールネットを揺らせない展開が続いたが、ベンゼマが局面を一発で変えたのは前半終了間際のことだった。

 レアルのポゼッションからスペイン代表DFセルヒオ・ラモスの頭での落としにベンゼマが反応。ペナルティエリア右でボールに追いついた時点では身体がゴール方向に向いておらず、マーカーも背負った状況だった。しかしベンゼマはここで機転を利かせてバックヒールでのパスを選択。それを予見していたかのようにブラジル代表MFカゼミーロが走り込み貴重な決勝ゴールをたたきこんだ。

「いいプレーだったと思うけど、最も重要なのはゴールだよ。アシストとしてはいいことだけど、カゼミーロがうまくやってくれた。ホームから離れた難しい試合で、勝ち点3を取れた。とても幸せだね」

 試合後のフラッシュインタビューでこう殊勝にコメントしたベンゼマだが、アシストの局面をさらに問われると「僕にとって、それがサッカーというものだ。こんな感じでイメージが思い浮かぶ。僕はカゼミーロを視野に入れてなかったけど、彼が僕の後ろに走り込むことは分かっていた」とイメージ通りだったことを明かしている。

 今季ベンゼマは得点数もバルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(21得点)に次ぐ17ゴール。数年前までレアルの看板だったポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(現ユベントス)、ウェールズ代表FWギャレス・ベイルとの「BBCトリオ」では“ナンバー3”的な扱いを受けがちだったが、ジネディーヌ・ジダン監督にとって優勝に向けて、最も欠かせない前線のピースであることは間違いないだろう。

Football ZONE web編集部