チームは0-3の完敗を喫したものの、久保は随所に好プレーを見せる

 マジョルカの日本代表MF久保建英は現地時間3日のリーガ・エスパニョーラ第34節の敵地アトレティコ・マドリード戦に先発フル出場した。チームは0-3と完敗を喫したものの、単独でのドリブル突破でアトレティコ守備陣に風穴を空けるなど随所に輝きを放った。スペイン紙「マルカ」の選手採点では敗戦したチームで唯一の“3つ星満点”評価が与えられている。

 10試合連続スタメン出場となったアトレティコ戦で、久保はマジョルカの中で一際強烈なインパクトを放った。特にキレ味鋭いドリブルは冴え渡り、前半5分には右サイドのタッチライン際で3人のDFに囲まれながらも単独でその包囲網を突破。狭いエリアでダブルタッチを繰り出す技術、一瞬の加速で抜き去るスピード、そして追いすがるDFを右手でブロックする力強さを一度に見せつけた。

 久保は同42分にも右サイドでボールを持つと、ドリブルで2人をかわしてCKを獲得。後半14分にも右サイドから仕掛け、ペナルティーエリアに侵入してシュートまで持ち込むなど個人技でチャンスを作り出していた。

 この日は得点に絡むことはできず、チームは0-3と完敗を喫した。結果にはつながらなかったものの、久保個人のパフォーマンスは現地でも高い評価を受けている。

 スペイン最大手「マルカ」紙の選手採点では久保は3つ星の満点評価を獲得。この最高評価はアトレティコのMFマルコス・ジョレンテと久保のみで、当然マジョルカの中では単独トップ評価となった。マジョルカの選手は久保以外の選手が全員1つ星評価、あるいは出場時間が短かったことによる採点なし。この事実が久保への評価の高さを際立たせている。

 マジョルカは再開後7試合で5敗目(1勝1分)とチームの戦績は振るわない一方で、久保は前節セルタ戦(5-1)で2アシストを記録したほか、古巣バルセロナ戦(第28節/0-4)や所属元のレアル・マドリード戦(第31節/0-2)でも印象的なパフォーマンスを見せていた。

 マジョルカは現在18位と残留争いの渦中にいるが、久保はアトレティコ戦後のテレビインタビューで「残り4試合に勝てば、多くの可能性があると思っています」と残留への望みを語っている。チームが窮地に立たされているなかで存在感を増し続けている19歳は、ラスト4試合でどのようなプレーを見せてくれるのだろうか。

Football ZONE web編集部