エスパニョールで33試合4ゴールのFWウー・レイ、ビッグクラブ移籍の声を一蹴

 今季スペイン1部エスパニョールでプレーした中国代表FWウー・レイが、欧州のビッグクラブ移籍を求める自国の世論を一蹴した。「日本や韓国の選手は、どこでプレーしても気にしない」と釘を刺している。韓国誌「マネートゥデイ」が伝えた。

 記事では「中国サッカー界のトップスター、ウー・レイが、オウムのように『ビッグクラブ』を叫ぶ自国の世論を一蹴した」と報じ、中国メディア「チャイナデイリー」が伝えたウー・レイのコメントを引用している。

 現在28歳のウー・レイは、今季エスパニョールで33試合に出場して4ゴールをマーク。1月4日の第19節バルセロナ戦(2-2)では劇的な同点ゴールを叩き込んで注目を集めた。しかしエスパニョールは苦戦を強いられて2部に降格。自国のスーパーリーグ復帰か、スペイン1部、プレミアリーグやブンデスリーガ移籍を望む声が増えていた。

 そうしたなかでウー・レイは残留を決断。2部とはいえ、出場機会が得られる場所で研鑽を積み、昇格を目指す道を選んだ。「中国のファンは、あまりにも高い基準を設定しすぎている。スペイン2部でさえ、中国スーパーリーグよりも競争は激しい」と苦言を呈したウー・レイは、日本や韓国を引き合いに出して次のように語る。

「30年ほど前を考えれば、中国は日本や韓国と似たような状況だったが、今では彼らが先を行っている。日本や韓国の選手は、どこでプレーしても気にしない」

 クラブやリーグにこだわるよりも、まずは多くの中国人選手が欧州でプレーするのが先決と強調するウー・レイ。「私、1人で中国サッカーを変えることはできない。2部でも20〜30人程度の中国人選手がヨーロッパに来なければ」と欧州挑戦を呼び掛けた。

「ヨーロッパのトップリーグでプレーしなければならないという考えは捨てるべきだ。実際、世界のトップクラブで生き残れる選手がどれだけいるのか。我々は基準を高く設定しすぎるべきではない」

Football ZONE web編集部