スーペルコッパ・イタリアーナ決勝でキャリア通算760得点を達成と報道も…

 ユベントスのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが、現地時間20日のスーペルコッパ・イタリアーナ(イタリア・スーパーカップ)決勝ナポリ戦(2-0)の後半19分に先制ゴールを決め、キャリア通算760得点を達成した。英公共放送「BBC」は「ユベントスFWは世界記録を破ったのか?」と疑問形の見出しで報じている。なぜ、このような曖昧な報じ方になったのだろうか。

 ロナウドはキャリアをスタートさせたスポルティングCP(5得点)をはじめ、マンチェスター・ユナイテッド(118得点)、レアル・マドリード(450得点)、ユベントス(85得点)、そしてポルトガル代表(102得点)でゴールを重ね、その数字はついに「760」に到達した。

 これにより、ロナウドはスラビア・プラハなどで活躍したFWヨーセフ・ビカン氏の759得点を抜き、世界記録を更新したと伝えられている。スペイン紙「AS」電子版も「クリスティアーノ・ロナウドが760得点で史上最多スコアラーになった」とはっきりと報じている。

 一方で、ロナウドよりもゴールを決めている選手がいるという主張も根強く残っている。

「Rec.Sport.Soccer Statistics Foundation(RSSSF)」では、史上最多得点者(トップレベルでプレー経験のない選手は除く)は依然としてビカン氏で、ゴール数は「805+」と記されている。同氏に関しては2部リーグ時代の一部データが不足しているため、この数字以上の得点を決めている可能性があるという。他にも元ブラジル代表FWペレ氏(772得点)と同FWロマーリオ氏(767得点)もロナウドを上回っているという記録が残っている。

 しかし、ビカン氏の805得点の中にはラピド・ウィーンのリザーブやアマチュアチームでの得点、公式戦以外での得点もカウントされており、それらを除いた得点数が「759得点」となるようだ。

 そして、それ以上に論争が起きているのがペレ氏とロマーリオ氏の得点数だ。ペレ氏は自身のインスタグラムでキャリア通算1283得点を主張し、史上最多得点者を自任している。ただし、これには非公式戦(ミリタリーチームでの1得点含む)での得点が多く含まれたもので、サントス、ニューヨーク・コスモス、ブラジル代表での得点に限るとゴール数は「757」となる。

情報が錯綜「レポートによってゴール総数が変わっている」

 ロマーリオ氏も“自称”1000得点達成者の1人だが、やはりこれもユース時代や練習試合での得点も含まれている記録とされ、公式戦でのキャリア通算得点は「745」となるようだ。

 これを受け、「BBC」は「レポートによってゴール総数が変わっている。この質問の答えとしては、ロナウドはたぶん史上最多得点者なのかもしれない。たぶん。もしかしたら。実際には分からない」と報じた。情報が錯綜していることから、「BBC」でさえも非常に曖昧な伝え方をせざるを得ない状況のようだ。

 いずれにしろ、ロナウドが偉大な点取り屋として歴史に名を刻んだことは間違いない。35歳でも衰え知らずのゴールマシンは、その記録をどこまで伸ばすことができるだろうか。

Football ZONE web編集部