コロナ禍で財政逼迫、ムバッペ獲得には年俸19億円のベイル売却が必須か

 レアル・マドリードは、来季に向けてパリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表FWキリアン・ムバッペの獲得を狙っているが、その鍵を握る選手がいるという。スペイン紙「AS」が報じている。

 ムバッペは2018年にフランス代表の一員としてロシア・ワールドカップ(W杯)を制し、クラブレベルではPSGでエース格の活躍。2月16日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16第1戦、敵地でのバルセロナ戦(4-1)ではハットトリックを達成して世界に衝撃を与えた。

 一方で取り沙汰されるのは移籍の噂でもある。2022年6月で契約が切れるムバッペは、今夏にも本人の憧れのクラブであるというレアルへ移籍するのではないかと、盛んに報じられてきた。そうしたなかで、フランス紙「ル・パリジャン」ではPSGがムバッペの流出に備え、2億ユーロ(約257億円)を下回るオファーでは放出しない方針を固めたと報じられていた。

 新型コロナウイルスの影響もあり決して財政が楽ではないレアルにとって、ムバッペ獲得には現有戦力の整理が必要だという。そうしたなかでのキーマンが、今季イングランド・プレミアリーグのトッテナムに期限付き移籍しているウェールズ代表FWギャレス・ベイルであり、今季終了まで古巣に戻っているベイルの契約は2022年6月まで残る。

 ベイルの手取り年俸は1500万ユーロ(約19億円)だけに、「ムバッペが欲しければ売却が絶対的に必要な存在」とされる。トッテナムとの契約では買い取りオプションが付帯していないものの、シーズン終盤に向けた活躍次第では完全移籍に向けた交渉に発展するという説も根強い。

 2013年にトッテナムからレアルに移籍した際は移籍金の最高記録を更新したベイルだが、ピッチ外のネガティブな話題も積み重なったここ数年で、スペインでは完全に厄介者扱いをされてしまっている。レアルはムバッペ獲得のために、ベイル売却の決断をすることになるのだろうか。

Football ZONE web編集部