多くの主力が入れ替わった今季、実績ある5000万円以上のFW5人を獲得

 2021シーズンのJ1リーグが開幕した。今オフの移籍市場で各クラブが選手を入れ替えたことで、どれくらいの戦力を有し、20チームで争われる今季の勢力図がどのように変わったのかは多くのファンが気になるところだろう。それを見るうえで一つの目安となるのが、市場価格の合計額だ。

 ドイツの移籍情報専門サイト「transfermarkt」では、世界中のサッカー選手の市場価格を随時更新しているが、この市場価格は選手たちの“推定移籍金”に近い意味を持っている。この市場価格を比較・分析しながら、今季開幕時のJ1リーグ各クラブがどれだけの戦力を抱えているかを考察していこう(※登録選手リストはクラブ公式サイトを参照)。

■横浜FC(昨季15位/9勝6分19敗)
選手市場価格総額:12億4460万円
チーム内最高額選手:クレーベ(1億795万円)

 昨シーズンのJ1リーグで15位となった横浜FCの総市場価格は12億4460万円、最高額はFWクレーベの1億795万円であり、1億円超えの選手は1人だけだ。他のJ1クラブと比較しても低く、この金額面だけを考えれば、4クラブが降格となる今季の目標はJ1残留になるだろう。

 戦力を見ると、レンタル期間が満了したFW一美和成(→ガンバ大阪)、ベルギー移籍を決断したFW斉藤光毅(→ロンメルSK)、MF佐藤謙介(→レノファ山口)、DF志知孝明(→アビスパ福岡)など、昨シーズンの主力が多く抜けている。

 昨季31試合4得点の一美、32試合3得点の斉藤が抜けた攻撃陣では、ブラジル代表歴のあるクレーベをはじめ、FWに多くの選手が新たに加入した。鹿島アントラーズから加入したFW伊藤翔(7620万円)、G大阪からFW渡邉千真(5080万円)、ヴィッセル神戸からFW小川慶治朗(5080万円)と実績のある選手や、ベガルタ仙台で昨季リーグ戦12試合2得点のFWジャーメイン良(5080万円)が加わっている。

 10年に渡ってクラブに在籍していた佐藤が移籍した中盤には、サガン鳥栖から元日本代表MF高橋秀人(5080万円)が加入した。DF小林友希(→ヴィッセル神戸)、志知が移籍した最終ラインでは、法政大から加入したDF高木友也(635万円)、水戸ホーリーホックへのレンタル移籍から復帰したDF前嶋洋太(4445万円)が開幕戦で先発出場した。1-5と大敗した一戦で、2人とも途中交代となったが、今後の成長が期待される。

三浦知良と中村俊輔の評価額は1270万円

 GKでは、7620万円でクラブ3位タイの高値となっているGK六反勇治が、開幕戦で先発出場した。GK市川暉記と新加入のGK猿田遥己は635万円の評価となっており、大ベテランで開幕戦は控えとなったGK南雄太が評価なしとなっている。

 なお、今シーズンもJリーグ最年長出場記録や最年長得点記録の更新に期待がかかる、54歳の“カズ”こと元日本代表FW三浦知良は、42歳の元日本代表MF中村俊輔と同じく1270万円の市場価格となっている。日本サッカーのレジェンドである2人の動向は、今季も多くのファンの注目を集めそうだ。

Football ZONE web編集部