ネイマール移籍問題、FIFAを巻き込む可能性も。大騒動に発展した一連の流れとは…

ネイマール移籍問題、FIFAを巻き込む可能性も。大騒動に発展した一連の流れとは…

 バルセロナからパリ・サンジェルマン(PSG)へ移籍したブラジル代表FWネイマールだが、同選手に纏わる移籍騒動は一層悪化の一途をたどっている。一連の流れは以下のような形だ。

 ネイマールに設定されていた契約解除金は2億2200万ユーロ(約288億円)。PSGはこれを全額支払ってでもネイマール獲得を実現させようとしたが、直前になってスペイン・プロリーグ機構が待ったをかけた。PSGがファイナンシャル・フェアプレー(FFP)に抵触すると指摘し「契約解除金を受け取らない」とコメントしたのだ。

 一方で、フランス・プロサッカーリーグはネイマールのPSG移籍を全面的に支援すると約束。リーグ同士が対立する中、ネイマール側がバルセロナに対して契約解除金を直接支払ったことで移籍は成立したと考えられている。

 これで全ては解決したかに思われた。しかし、ネイマールはアミアンSC戦に出場できず。さらに現地時間12日に行われるギャンガン戦も出場できない可能性があるという。

 その原因は、国際移籍証明書などの書類手続きが遅れていることにあるようだ。スペイン側から書類が送られてきていないことから、フランス側は選手登録の手続きが出来ていない状況にあると報じられている。ネイマールが出場できないことによるPSGの損失は大きいだろう。

 そして、問題はこれだけではない。ネイマールがバルセロナを訴える可能性があると報じられている。バルセロナは不履行を理由に2600万ユーロ(約33億6000万円)のボーナスを支払わないと発表したからだ。

 今年7月31日まで他クラブと交渉をしないこと、バルサとの契約を全うすると証明できること、他のクラブへ移籍しないことが9月1日に確認できること、これら条件3つが果たされなかったため、バルセロナは支払いを拒否したとされている。しかし、納得がいかないネイマールは国際サッカー連盟(FIFA)に訴えることも検討しているようだ。

 また、バルセロナやPSGだけでなく古巣のサントスも今回の問題に関わっている。ネイマールがバルセロナに移籍する際、バルセロナで1回、ブラジルで1回の親善試合を行う契約をクラブ間で交わしていたとのこと。1試合目は2013年8月にバルセロナで開催。ジョアン・ガンペール杯でバルセロナはサントスと対戦し8-0の勝利をおさめていた。

 しかし一方で、ネイマールがバルセロナ在籍中にブラジルでの親善試合が行われていない。そのため不履行を理由にサントスがバルセロナに対して450万ユーロ(約6億円)を要求している。これに関しては既にサントスがバルセロナに手紙を送っているようだが、バルセロナ側はまだ返事を出していないという。バルセロナとしてもネイマールの移籍に納得していないだけに、すぐに応じる気にはならないのかもしれない。

 さらに、サントスはPSGに対しても移籍金2億2200万ユーロ(約290億円)のうちの5%の支払いを要求している。国際サッカー連盟(FIFA)の規定により、国際的な移籍が実行されれば育成クラブに5%の支払いが生じるためである。通称、連帯貢献金制度と呼ばれているものだ。このようにネイマールの移籍騒動は様々な問題を生み出している。

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