スコットランド1部ハーツを率いるダニエル・シュテンデル監督が、同クラブに所属するU-23日本代表FW食野亮太郎の出場機会が減少している理由について語った。地元紙『エジンバラ・イブニング・ニュース』が12日に伝えている。

 食野は昨年夏にガンバ大阪からマンチェスター・シティへ完全移籍したあとレンタルでハーツに加入。シーズン前半戦はレギュラー定着には至らないまでもリーグ戦16試合に出場して3得点を挙げ、高い技術や創造性を評価されていた。

 だが1月に行われたAFC U-23選手権にU-23日本代表として出場したあと、クラブに戻ってから行われた公式戦6試合で出場は1回のみ。現地時間12日には首位セルティックとの試合が予定されているが、「メンバー入りの可能性は低い」と地元紙は予想している。

 シュテンデル監督は食野について、「練習や試合の中で、特別な能力やクオリティーを持っている選手であることを示す時もある」と評価。だが「その全てを試合の中で見せてもらう必要がある」と述べ、ポテンシャルを存分に発揮しきれていないという見方を示した。

 シュテンデル監督はシーズン途中の昨年12月に就任。食野がU-23日本代表の試合のためチームを離れていた1月前半の中断期間が、新たなチーム作りにおいて非常に重要な時期であったことも影響しているようだ。

「リョウは1月の最初の2週間にいなかった。我々はその時期に多くのことにトライしていた。彼が戻ってきてからはほぼ3日に1回試合をしているので、短い時間の中で全ての情報を得るのは簡単なことではない」

 今季終了後に開催される東京五輪のメンバー候補の一人でもある食野。良い状態で夏を迎えるためにも所属クラブでの出場機会増加が望まれるところだ。