新型コロナウイルスの感染が確認された日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三会長が19日、「田嶋会長便り vol.1」と題して自身の経過を報告した。田嶋会長は国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長に東京五輪開催意思を伝えたことをコメントしている。JFAの公式サイトで発表されている。

 新型コロナウイルスの陽性反応が出て2日が経過した19日、田嶋会長は「昨日から医師の指示に従って治療を開始しました。そのかいあって、熱は下がり、気分は悪くありません」と報告した。田嶋会長は「田嶋会長便り vol.1」で東京五輪についてもコメントしている。

 東京五輪は今年7月24日から8月9日の日程で開催される予定。しかし、新型コロナウイルスの影響により、予定通り実施することが難しい状況となっている。東京五輪に関しては中止や延期など様々な声があがっていた。

 田嶋会長はFIFAのインファンティーノ会長から電話でお見舞いのメッセージを受けたと報告。その際、同会長から東京五輪についての質問があり、田嶋会長は「日本サッカー協会、FIFAカウンシルの立場で、今、変更を決めることはできない。予定通り開催したいと申し上げました。延期などの措置については一切触れませんでした」とコメントし、現段階での東京五輪開催の意思を伝えたようだ。

 しかし、田嶋会長は「ユーロ、コパアメリカなど既に開催日程を変更している大会もありますが、実際、オリンピックのサッカーは23歳以下の大会であることから、技術的に難しい面があることも認めなければなりません。どちらにしても今の意見としてはこの答えしかありません」ともコメントし、この状況の開催について技術面で難しい点もあると指摘している。

 現在ではJリーグや欧州各国のリーグで試合延期が続いている状況。このまま問題が落ち着かなければ、リーグ戦の再開もまた延期される可能性もあり、シーズン終了も遅れることになる。東京五輪開催中はJリーグは中断することになっているが、日程に影響が出ることは必至。果たして、東京五輪は田嶋会長の言葉通り、このまま開催されることになるのだろうか。