直接フリーキックの名手としても知られ、正確無比なキックでキャリア通算50本以上のFKを決めてきたリオネル・メッシ。その最初の1本は、高い技術以上に抜け目の無さが発揮されたゴールだった。

 2008/09シーズンのリーガエスパニョーラ第6節、バルセロナ対アトレティコ・マドリードの一戦。当時21歳のメッシはすでに完全にレギュラーに定着し、開幕から5試合で4得点を挙げる活躍をみせていた。

 後の日本代表監督ハビエル・アギーレが率いるアトレティコをホームに迎えた試合では立ち上がりからバルサ攻撃陣が爆発。前半4分にはラファエル・マルケスのゴールで先制し、その2分後にはメッシが獲得したPKをサミュエル・エトーが決める。

 さらに前半8分にもペナルティーエリア手前右側でFKを獲得。守備陣が壁の準備を整えようとする中、メッシはアトレティコに生まれた隙を見逃さずに素早く左足を振り抜く。壁の位置を確認するため片側のゴールポスト前に立っていたGKグレゴリー・クーペは諦めて見送るしかなかった。

 バルサは結局この試合に6-1のスコアで大勝。ラ・リーガ公式ツイッターアカウントでは27日にこの場面の動画を投稿し、メッシのFK初ゴールを振り返っている。