新型コロナウイルスの影響により中断が続いているイングランド・プレミアリーグの一部クラブは、今季だけでなく来季の全日程が無観客試合での開催となる可能性も想定したプランを作成し始めているという。英紙『デイリー・メール』が1日付で伝えた。

 プレミアリーグでは3月以来中断されている今季の再開を目指しており、現時点では6月12日頃の再開を目標にしているとも報じられている。だが再開が可能になったとしても、今季の残り試合は無観客で開催される可能性が高いと予想される。

 だが無観客の期間は今季中だけでは済まないかもしれない。あるプレミアリーグクラブの幹部は、新型コロナウイルスのワクチンが完成するまではスタジアムに観客を入れることはできないという見通しを示したと英紙は伝えている。

 ワクチン開発は各国で進められているが、完成して実用化されるのは2021年以降との見通しもある。2020/21シーズン中にはスタジアムでの試合観戦ができない可能性もあり、クラブではその場合の影響も検討し始めているとのことだ。

 無観客でも試合が開催できればテレビ放映権料や広告費などの収入は確保できるとしても、入場料やスタジアムでのグッズ売上げなどは失われる。その損失額は、マンチェスター・ユナイテッドでは1億1000万ポンド(約147億円)前後、アーセナルでは1億ポンド(約133億円)前後になるという試算も行われている。