新型コロナウイルスの影響により中断されていた国内サッカーの再開を決めたポーランド。同国サッカー協会のズビグニェフ・ボニエク会長は、再開にあたっての考え方をイタリア『スカイ・スポーツ』に語った。

 ベラルーシを除く全ての国でサッカーの開催がストップした欧州だが、現在の対応は各国により差異が生じている。オランダやフランスのようにシーズンの打ち切りを決める国が出てきた一方で、再開日程を決定した国、依然として再開の有無を決定できていない国もある。

 ポーランドでは再開に向けて作成したプロトコルが政府に承認され、5月末からの公式戦再開が決定された。5月27日と28日にカップ戦の試合を行い、29日からリーグ戦を再開する予定だとされている。試合は全て無観客での開催となり、7月19日までにリーグを終えることが見込まれている。

「6月、7月、8月、9月に始めるとしても同じ問題があるだろう」とボニエク会長は、5月中の再開を決めたことについてコメント。「誰もが家に閉じこもる時期を過ごしてきたが、政府は再開の必要性を理解した。ウイルスと共存していかなければならない」と続けた。

「サッカーは選手たちに富を与えるだけでなく、周辺で働く多くの人々にも与える。感染例がなくなるまで再開を待つとすれば2年後に再開することになるかもしれない」とボニエク会長。万全の対策は取るとしても、ある程度のウイルス感染は許容して経済を動かしていくことも必要だとする考えを示した。

 ポーランドではこれまでに累計1万2877人の新型コロナウイルス感染者と644人の死亡者が確認されており、ここ最近の新規感染者数は1日300人前後。ウイルス被害の規模は数字的には日本と同程度となっている。