アーセナルのレジェンドであるトニー・アダムス氏は、FWピエール=エメリク・オーバメヤンの放出を恐れている。英『スカイ・スポーツ』で語った。

 オーバメヤンは2021年でクラブとの契約が満了となるため、今季終了後の移籍が以前から話題になっている。チェルシーやバルセロナといったクラブが同選手を狙っているとも報じられてきた。

 アダムス氏は「アーセン・ヴェンゲル(元監督)の、クラブを超える選手はいないという原則は大好きだ。クラブにとって財政的に意味のあることであれば、彼は選手を放出してきた。その方針で毎年チャンピオンズリーグ出場権を手にしてきたね」と話したが、「その一方で、それは選手獲得の邪魔になった。だから、我々はトッププレーヤーを売るクラブになったんだ」と指摘している。

 同氏はさらに、「私がコーチだったら、いくら積まれてもオーバメヤンを出さないでくれと言うだろう。トッププレーヤーをとどめておかなければいけないんだ」と語った。

 トッププレーヤーを残すことが、補強にも役立つとアダムス氏は確信している。

 「アレックス・ファーガソンが私のところに来たことがあるけど、私は行かなかった」とマンチェスター・ユナイテッドから誘われた過去を明かしたアーセナルのレジェンドは、「会長に聞いたんだ。『このクラブに野心はありますか』とね。すると、『心配しなくていい』と言われた。私は残り、あとは歴史が物語っている。デニス・ベルカンプ、ニコラ・アネルカ、パトリック・ヴィエラ、エマヌエル・プティ、ロベール・ピレス。ワールドカップ優勝経験者が5人もいたよ」と、当時の充実ぶりを語った。

 それに比べると「今は全く別のクラブ」とアダムス氏。「アーセナルのこの数年の補強は素晴らしくはないと思う。トッププレーヤーを売るクラブのようになっている」と指摘している。