元マンチェスター・ユナイテッドのパトリス・エブラ氏が、クラブの公式ポッドキャストでアレックス・ファーガソン氏に植えつけられた勝利のメンタリティについて語った。英『スカイ・スポーツ』などが現地時間4日に伝えている。

 元フランス代表のエブラ氏は、2006年から2014年にかけてユナイテッドでプレー。プレミアリーグ優勝を5度経験したほか、チャンピオンズリーグ制覇も成し遂げている。

 ただ、歓喜に満ちたものではなかったようだ。それは、指揮官がチームに植えつけたものだという。

 エブラ氏は、「正直なところ、3回目、4回目、5回目と優勝を重ねていくと、もちろん祝うことになるけど、同じではない」とコメント。「カメラもあるし、お祝いをする。ただ、ファーガソンは我々全員がロボットのようにあることを望んだ。マンチェスター・ユナイテッドでプレーしているときの自分は人間味がなかったかもね。勝ったときも自分が良いプレーをしたときも、喜びはなかった。それで普通だったんだ」と語った。

 さらに同氏は「リバプール戦で勝ったあとも監督は『よくやったな』くらいしか言わなかったことを覚えている。監督が大喜びをしたのはチャンピオンズリーグで優勝したときくらいだ」と続けている。

 それでも、指揮官の喜びは一瞬だったという。

「監督はマイクを取り、『よくやったぞ、みんな。誇りに思う。リーグもチャンピオンズリーグも制した。だが、来季もまた優勝したいと思ってない者がいたら、その者の契約を打ち切る。それぞれの代表で夏を満喫してこい。頑張ってほしいとは思わない』と言ったんだ」

「家に帰ってバッグを置き、『チャンピオンズリーグ優勝とはこんな気持ちなのか? いや、勝って当たり前で、別に興奮すべきことじゃないんだ』と感じたことを覚えているよ」