再開後のイングランド・プレミアリーグを「降格無し」とする案に対しては、試合の放映権を持つテレビ局からの強い反対も見込まれるようだ。英紙『テレグラフ』が4日付で伝えた。

 新型コロナウイルスにより中断されているリーグ戦を6月12日頃から再開することを目指し、再開の形に関して様々な議論が行われているプレミアリーグ。その中で、今季の成績にかかわらず降格チームを無しとすることも可能性のひとつとして論じられている。

 再開後の試合は無観客での開催となることは当然として、各チームのホームではなく中立地で開催されることになるかもしれない。その場合、すでに開催された試合との間で公平性が損なわれることから、下位チームからは降格を無しとする措置が要請されているという。

 だがプレミアリーグ放映権を持つ『スカイ・スポーツ』や『BTスポーツ』は、この案に強固に反対する立場を取るとみられている。降格の免除措置が「契約違反」だとみなされる可能性もあると伝えられている。

 放送局が降格制度の維持を求めるのは、シーズン終盤戦の戦いに視聴者を引きつける「ドラマ」が欲しいという理由のようだ。リバプールの優勝が再開後すぐにも決まりそうな現状では、残留争いがなければシーズン終盤の興味はチャンピオンズリーグ出場権争いだけとなってしまうかもしれない。