スペイン・プロサッカーリーグ(ラ・リーガ)のハビエル・テバス会長が、リーグ再開に懸念を示すエイバルの選手たちに反論した。5日にスペイン紙『アス』が報じている。

 新型コロナウイルスの感染者が発生したスペインでは、感染拡大を防ぐためにリーグ戦が無期限延期となった。現在は新規の感染者数や死亡者数が減少傾向にあるため、スペイン政府は段階的に外出禁止措置の規制を緩和している。各クラブは5月4日から個別トレーニングを開始するなど再開に向けた準備を開始した。

 そんな中、エイバルは選手とコーチングスタッフ一同の声明として「僕らもサッカー選手である前に人間だ。社会の大部分と同じく、健康状況に不安を抱いている。他人との距離を取ることができない活動を再開することに恐れがある。自分たちの好きなことをした結果として感染してしまうこと、家族や友人たちを感染させてしまうこと、さらにはパンデミックの新たな発生を引き起こして全ての人々に恐ろしい結果をもたらしかねないことに不安がある。まずは全員の健康が最優先されるべきだ。この明確な前提が守られてこそ大会の再開に意味がある」とのコメントを出していた。十分な安全が確保されない状況での練習や試合の再開に懸念を示したのである。

 この声明に対しテバス会長は「再開のために多くの予防策を講じている。保健省によって承認されたプロトコルは最も精巧なものの1つであり、ヨーロッパ全体で認められている」と、安全性を強調。「人々の感情の中に恐怖があることはわかっている」としつつも、「薬局に行くことはトレーニングするよりも危険だ」と答え、厳重なプロトコルのもとで管理されたトレーニングの方が危険が少ないとの見解を示している。