J1のヴィッセル神戸に所属するスペイン人MFセルジ・サンペールは母国紙『マルカ』のインタビューに答え、日本での現在の状況や日本サッカーについて、またチームメートのMFアンドレス・イニエスタなどについて語った。

 バルセロナの下部組織で育ち、トップチームにも昇格してプレーしたサンペール。イニエスタやFWダビド・ビジャに続く元バルセロナ選手として昨年3月に神戸に加入し、クラブ初タイトルとなる天皇杯優勝などに貢献している。

 新型コロナウイルスの影響により日本で自主隔離生活を送る現状について、「普段できないことをしたり、トレーニングでコンディションを保ったりしつつ過ごしている」とサンペール。「状況は少し違っているけど、最悪の状況はまだ訪れていないと思う」と母国スペインほどウイルスの被害が拡大していない日本の様子を説明している。

「ここは本当にすごく清潔で、だからこそウイルスを抑えるのがより容易だったんだと思う。安全な距離を取っているし、挨拶の時に両頬にキスを交わすこともない。文化が少し違っているからね」とサンペールは語る。

 移籍の時点で24歳という若さで日本行きを選んだことについては、「僕自身も迷いはすごくあった」と振り返る。だが「あまりプレーできず、怪我もしてうまくいかなかった状況で、自信を取り戻すのに良い機会になるかもしれないと思った。日本の文化はずっと好きだったし、自分が日本に行く最初の若い選手になって道を作ってもいいじゃないか」と移籍を決断した際の思いを語った。

 一方で、「アンドレスがいなければここに来ることはなかった」「天才であり素晴らしいリーダーだ。同じチームでプレーできるのは嬉しい」とイニエスタの影響の大きさも強調。またビジャについても「人間的に素晴らしい。すごくアドバイスを受けたし、彼のキャリアの最後の1年を一緒に過ごすことができたのは喜ばしいことだった」と語っている。

 日本のサッカーは「すごく成長していると思う。数年後には大きな力になりそうだ。選手たちは技術が高くてすごくスピードがある」とサンペール。自身の未来については「今は考えにくい」としながらも、「扉は開けているし、いつか欧州に戻りたいとも思う。チャンスを待ちたい」と欧州復帰への意欲も示した。